1月13日に実施したリージョナルジェット機「MRJ」のエンジンの試験運転について、三菱航空機は14日、写真を公開した。 MRJは4-6月期の初飛行に向け、開発が進められている。14日は右舷エンジンを初めて始動させ、動力系統や油圧、燃料、空調、電気系統などの各種システムが作動したことを確認した。試験運転は県営名古屋空港のエプロン(駐機場)で実施した。 MRJが採用するエンジンは、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1200G」。PurePowerシリーズは、エンジンのファンを低圧コンプレッサーとタービンとは異なる速度で動作させることができるギア・システムを採用しているのが特徴。このシステムと新設計のエンジン・コアを組み合わせることで、燃費と排気、騒音を改善している。同シリーズのうち、PW1200GはMRJ用に開発されたもの。