2010年06月16日 イングランドの禁煙法施行で、心筋梗塞の入院が2.4%減少。 英国イングランド(人口4,900万人)で2007年7月1日に施行された、職場と公共の場での喫煙を禁じる禁煙法の施行前5年間と比べて、施行後15ヶ月で、心筋梗塞による緊急入院が2.4%(年間1,200件)減少した。論文はBritish Medical Journal電子版に2010年6月8日掲載された。 禁煙法施行5年前の2002年の入院数は61,498件、禁煙法1年前の2006年は53,964件と、禁煙法の施行前から減少傾向にあった。そこで、こうした経年的な減少傾向や、気温(低温だと入院数が多い)クリスマス休暇(年の最後の週に多い)などの要因の影響を取り除いて分析を行った。 その結果、性別・年代別に入院の減少率をみると、男性では60歳以上が3.1%、60歳未満が3.5%の減少、女性では60歳以上では3.