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ブックマーク / www.technologyreview.jp (15)

  • GPT-3に強力ライバル、 1000人が作ったLLMは AI界の流れを変えるか?

    Inside a radical new project to democratize AI GPT-3に強力ライバル、 1000人が作ったLLMは AI界の流れを変えるか? オープンAIの「GPT-3」に匹敵する大規模言語モデルが無料公開された。世界中の1000人以上のボランティア研究者が1年がかりで作成したこのAIモデルは、従来の大規模言語モデルの持つ秘密主義と排他性を排し、倫理的配慮を初期段階から埋め込むことを狙いとしている。 by Melissa Heikkilä2022.08.03 5 32 鳴り響く轟音は人工知能AI)研究界のロックコンサートのようだ。パリ郊外にあるフランス国立科学研究センターのスーパーコンピューティング・センター内では、黒い冷蔵庫のように見える物体が何列にも並び、耳をつんざくような100デシベルの大音量でうなっている。 これは、117日を費やして「BLOOM

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  • 「遺伝子編集ベビー」誕生から3年、実刑の中国人科学者が釈放

    フー・ジェンクイ元准教授は、世界で初めて遺伝子編集ベビーの誕生を主導した。その代償として、キャリアを失い、投獄され自由をも失う結果となった。その彼が、最近になって収監されていた刑務所から釈放された。 by Antonio Regalado2022.04.07 3 5 世界で初めて遺伝子編集された赤ちゃんを世に送り出した大胆な中国人生物物理学者が、中国での2年以上の刑務所生活を終えてようやく釈放された。 フー・ジェンクイ(賀建奎=当時は南方科技大学の准教授)は2018年、遺伝子編集した体外受精(IVF)胚を母親の子宮に戻し、双子の女の子を誕生させたという驚くべき主張を発表した。 翌年には3人目の赤ちゃんも誕生している。 この実験には世界中から非難が集中。フー元准教授は自宅軟禁状態となり、2019年12月に中国の裁判所から有罪判決を言い渡された。判決文には、フー元准教授は医療規制に「故意に違反

    「遺伝子編集ベビー」誕生から3年、実刑の中国人科学者が釈放
  • 0.2秒後の表情をAIで予測、3Dアバターに反映=KDDI総研

    KDDI総合研究所は、画像認識技術で抽出した顔の表情データから、人工知能AI)で未来の表情を予測する技術を開発した。3Dアバターを用いた接客や会議、バーチャルイベントなどに利用することで、現実空間の人のまばたきや口の動きを遅延なく表現でき、仮想空間上でより快適な体験を提供することが可能となる。 一般的に、利用者の表情を認識し、3Dアバターに反映させるまでには遅延が生じる。快適に会話するためには、映像や音声の遅延を0.15秒以内に抑えることが必要とされている。KDDI総合研究所は、AIを利用して0.2秒後の表情を予測し、常に先読みしてアバターを描画することで、表示の遅延を相殺した。 顔の表情は、手や足といった骨格の動作と比較して、時系列データが急激かつ複雑に変化することから、瞬時に高精度な予測をすることが難しい。今回、同研究所は、機械学習モデル(再帰型ニューラルネットワーク)への入力データ

    0.2秒後の表情をAIで予測、3Dアバターに反映=KDDI総研
  • 血液を卵子に 「生殖の常識」覆すスタートアップの驚きの計画

    米国のスタートアップ企業であるコンセプションは、成人の細胞を卵子に作り替えることを目指している。成功すれば、年齢や性別を問わずに子どもを作れるようになり、生殖の常識が覆されるかもしれない。 by Antonio Regalado2021.12.02 67 5 13 数年前から、カリフォルニアのテクノロジー業界で活躍する一人の青年が、世界有数の発生生物学研究室に姿を現し始めた。これらの研究室では胚の秘密を解き明かしており、特に卵子の形成過程に関心を抱いていた。一部の研究者は、もし卵子の形成過程が分かれば、それを再現することでどんな細胞でも卵子に変えることができるのではないかと考えていた。 こうした研究の手助けをしたいと申し出たのが、研究室を訪れていたマット・クリシロフ最高経営責任者(CEO)だった。クリシロフCEOに生物学の知識はなく、年齢もまだ26歳だった。しかし、エアビーアンドビー(Ai

    血液を卵子に 「生殖の常識」覆すスタートアップの驚きの計画
  • グーグル最新AIスマホに見る、コンピューター「再発明」の方向性

    グーグルが発表した最新スマホ「ピクセル6(Pixel 6)」は、人工知能の演算を専門に処理する回路を備えている。AIはすでに私たちの生活に溶け込んだ。そしてコンピューターのあり方も変えようとしている。 by Will Douglas Heaven2021.10.25 38 19 24 2021年の秋は、カボチャやピーカンパイの季節であり、すばらしい携帯電話が新たに登場する季節でもある。毎年、アップルやサムスン、グーグルなどが、発売日に合わせて最新機種を発表している。消費者向けテクノロジーのカレンダーを賑わせるこれらの製品からは、もはやかつてのような驚きと感動は得られない。しかし、マーケティング上の華やかな演出の裏では、注目すべきことが起こっている。 グーグルの最新スマートフォンであるピクセル6(Pixel 6)は、標準的なプロセッサ・コアーに人工知能AI)処理専用回路を統合したSoC(S

    グーグル最新AIスマホに見る、コンピューター「再発明」の方向性
    bleu-bleut
    bleu-bleut 2021/11/02
    AIが半導体を設計する、プログラミングをするのではなく訓練をする、コンピュータが意志決定をする。低精度の膨大な計算を実行するAI用のチップが搭載されている
  • 登 大遊「イノベーションは“いんちき遊び”から生まれる」

    「デジタル敗戦」という言葉が確定した事実かのように語られる日のICTの現状に対し、天才プログラマーの登 大遊氏は「あまり心配する必要はない」と話す。日に必要なのは大企業の「遊び」だと言う。 by Yasuhiro Hatabe2021.08.30 1293 782 29 独創的な若きイノベーターを選出する世界的アワード「Innovators Under 35(イノベーターズ・アンダー35)」。その日版「Innovators Under 35 Japan」が今年も開催され、8月31日まで公式サイトで候補者の推薦および応募を受付中だ(人による応募のみ9月7日までに延長)。 このアワードで、「通信」領域の審査員を務める1人が登 大遊氏(36歳)である。登氏は、筑波大学入学時に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「未踏ソフトウェア創造事業 未踏ユース部門」に採択され開発したVPNソフ

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  • MITテクノロジーレビュー[日本版] Vol.4/Summer 2021

    マガジン価値ある記事を再編集してお届けするベスト・セレクション。 MITテクノロジーレビュー[日版] Vol.4/Summer 2021 10 Breakthrough Technologies 世界を変える10大テクノロジーマサチューセッツ工科大学発のテクノロジー・メディア「MITテクノロジーレビュー」は2001年から毎年、その年の重要なテクノロジーを選んで「ブレークスルー・テクノロジー10」として発表しています。 MITテクノロジーレビュー[日版]Vol.4では、今年で20年目を迎えるブレークスルー・テクノロジーの2021年版を特集。新型コロナウイルス・ワクチンの開発で脚光を浴びた「メッセンジャーRNA」技術から、人間並みの文章を自在に生成できる人工知能AI技術GPT-3」、さらには電気自動車(EV)普及の鍵を握る「次世代バッテリー」まで、今も最も注目すべきテクノロジーを厳選

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  • クリスパー・ベビー事件とは 何だったのか? ストーリーを解読する

    Decoding the CRISPR-baby stories クリスパー・ベビー事件とは 何だったのか? ストーリーを解読する クリスパーを用いてヒト胚にゲノム編集を施し、赤ちゃんを誕生させるというタブーを犯した中国の若手研究者、フー・ジェンクイの事件をどのように読み解くかは、遺伝子編集の今後の展望を見極めるうえで重要となる。人類の未来にとって遺伝子編集が持つ意味を探る3冊の書籍の語り口を検証する。 by J. Benjamin Hurlbut2021.04.13 5 17 3 3 クリスパー(CRISPR)によるゲノム編集は、偉業につながる可能性がある有望な技術だが、危険をはらんでいる——。それが、クリスパーについて語るときの決まり切ったストーリーだった。その危うさが現実のものとなったのは、MITテクノロジーレビューのアントニオ・レガラード編集者が2018年11月、中国の若き科学者で

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    bleu-bleut
    bleu-bleut 2021/08/03
    カウボーイサイエンス
  • GPT-3とそれを取り巻く周辺、パラダイムと限界

    GPT-3 and related AI technologies, paradigms and limitations MITテクノロジーレビューの2021年版ブレークスルー・テクノロジー10に選出された「GPT-3」を、日をリードするAIベンチャー「ギリア」の清水 亮CEOが実際に試用してみた。シリコンバレーを熱狂させた注目のAI技術は、彼の目にどのように映ったのか。 by Ryo Shimizu2021.07.16 26 4 16 オープンAIOpenAI)のGPT-3が人工知能AI)の世界で話題をさらってからもう1年が経つ。筆者の手元にもようやくGPT-3へのアクセス権が届いたのでさっそく試してみたが、これがなかなか一筋縄ではいかないもののようだ。 この記事はマガジン「10 Breakthrough Technologies」に収録されてい

    GPT-3とそれを取り巻く周辺、パラダイムと限界
  • MITTRが選ぶ、 世界を変える 10大テクノロジー

    10 Breakthrough Technologies 2021 MITTRが選ぶ、 世界を変える 10大テクノロジー テクノロジーは好むと好まざるにかかわらず、私たちの生活やビジネスを変革していく。MITテクノロジーレビューは毎年、人類の未来を垣間見せてくれるような、その年の最も重要なテクノロジーを10個選んで紹介している。最新リストを発表する。 by MIT Technology Review Editors2021.04.28 101 27 38 MITテクノロジーレビューがその年の最も重要なテクノロジーを選ぶこの特集は、今年で20年目を迎える。2021年のリストにはメッセンジャーRNAワクチンのように、すでに私たちの生活を変えようとしているものもあれば、まだ数年先のものもある。この記事では、それぞれのテクノロジーの概要と、詳細を記した記事へのリンクを紹介する。私たちは2021年版

    MITTRが選ぶ、 世界を変える 10大テクノロジー
  • GPT-3が「最高」で「最悪」なAIである理由

    オープンAIが開発した大規模言語モデル「GPT-3」が作成する文章は、不気味なほどのリアリティで人間の書く文章を模倣できる。だが、こうした成果は主に、ニューラル・ネットワークの規模と訓練に使うデータをとてつもなく大規模化したおかげであり、現在のAIが抱える無視できない問題点も明らかにしている。 by Will Douglas Heaven2021.04.26 64 58 15 23 ディープマインド(DeepMind)の「アルファ碁(AlphaGo)」や、チェスをするIBMの「ディープ・ブルー(Deep Blue)」以降に登場したさまざまな人工知能AI)の中で、人々の心を確実に捕らえているAIがある。「GPT-3」だ。 この記事はマガジン「10 Breakthrough Technologies」に収録されています。 マガジンの紹介 GPT-3は、サンフランシスコを拠点とする研究所である

    GPT-3が「最高」で「最悪」なAIである理由
  • 新型コロナ、研究所流出説 「陰謀論」で片付けてよいか

    Did the coronavirus leak from a lab? These scientists say we shouldn't rule it out. 新型コロナ、研究所流出説 「陰謀論」で片付けてよいか 研究者人生を棒に振りたくない多くの科学者は、新型コロナウイルスの自然発生説に異を唱えられずにいる。一方、声を上げる少数派は、真剣に議論すべきシナリオとして研究所流出説を排除すべきではないという。事実の解明は進むか。 by Charles Schmidt2021.04.22 218 213 6 15 スキー場での1日を過ごしたニコライ・ペトロフスキー教授は、ソーシャルメディアをチェックしていたときに、中国の武漢で謎の肺炎患者が続出しているという報道に目を留めた。2020年1月初旬、免疫学者であるペトロフスキー教授は、自宅がある南オーストラリア州の猛暑から逃れるために、毎年家

    新型コロナ、研究所流出説 「陰謀論」で片付けてよいか
  • 長引く新型コロナ後遺症、自己免疫が原因か?

    新型コロナウイルス感染症の患者の一部は、回復後も「ロング・コビッド」と呼ばれる後遺症に悩まされている。当初は原因が分からなかったが、最近になって自己免疫疾患である可能性を示す研究結果が出てきた。答えはまだ出ていないが、分析が進むにつれて何が起きているのか、少しずつ分かりつつある。 by Adam Piore2021.05.01 423 5 12 アーロン・リング助教授は、2020年3月~4月にイェール・ニューヘブン病院に収容された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者から血液サンプルを収集し、検査した。リング助教授は検査を始めた時点ですでに、「自己抗体」と呼ぶ一種の免疫細胞を一部のサンプルで確認できるだろうと予想していた。自己抗体とは正常に機能しなくなり、自己の組織を攻撃するようになった抗体だ。重症感染症にかかった後に現れることが知られている。 一部の新型コロナウイルス感染症患

    長引く新型コロナ後遺症、自己免疫が原因か?
  • 浅川 純:水を使ったスラスターで小型衛星の課題を解決する開拓者

    小型人工衛星の増加に伴い、役目を終えた衛星が速やかに軌道から移動するためのテクノロジーが求められている。水を推進剤に使った推進機によって解決しようとしているのが、Innovators Under 35 Japanの1人にも選ばれた、浅川 純率いるペールブルー(PaleBlue)だ。 by Ayano Akiyama2021.04.13 128 25 10 4 超小型衛星と呼ばれる、重量100キログラム以下の人工衛星が宇宙開発を加速させている。「キューブサット」という10センチメートル立方のユニットを基とする衛星が、大学や宇宙新興国による宇宙開発への参加、民間企業の宇宙技術実証を後押ししているのだ。一方でこうした超小型衛星は能動的に軌道を維持したり、ミッションを終えた後に減速して軌道から離脱し、大気圏に再突入したりといったことが難しい。特にミッション終了後の速やかな退去は、増大するスペース

    浅川 純:水を使ったスラスターで小型衛星の課題を解決する開拓者
  • フェイスブック、脳でARを操作できるリストバンドを開発

    フェイスブックは考えるだけでコンピューターを操作できるリストバンドを発表した。AR/VR技術へ積極的な投資を続けてきたフェイスブックは、スマートグラスやウェアラブルデバイスなどを相次いで投入する。 by Tanya Basu2021.03.23 81 89 2 6 フェイスブックは脳からの運動信号を変換し、考えるだけでデジタル・オブジェクトを操作できるリストバンドを開発したと発表した。 ストラップに不格好なアイポッドが付いたような見た目のこのリストバンドは、筋電位(EMG)センサーを使って、脳から手へ情報伝達する運動神経の電気的な活動を読み取る。フェイスブックによると、いまだ名称不明のこのデバイスを使うと、指で画面をスクロールしようと考えるだけで、拡張現実(AR)メニューを操作できるという。 ARは現実世界の視界にデータや地図、その他の画像などの情報を重ねて表示する技術だ。最も成功したAR

    フェイスブック、脳でARを操作できるリストバンドを開発
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