今年のパ・リーグは、史上空前の「大混戦」になっている。9月5日月曜日の時点で、首位・ソフトバンク、2位・西武、3位・オリックスがゲーム差「0」、勝率2厘差の中に上位3チームがひしめく状況だった。 熱戦が続いた“首位攻防戦” 9月2日~4日には、福岡PayPayドームでソフトバンク対西武の首位攻防3連戦が行われた。 初戦はソフトバンクが5回裏、今宮健太が4号ソロを放って先制。チーム31イニングぶりの得点で勢いを取り戻すと、一昨年から6連敗を喫していた西武先発の松本航を攻略して4-0と完勝した。2戦目の9月3日は「ホームラン記念日」(1977年の同日、王貞治が通算ホームラン数・世界新記録となる756本目を放った日)らしく一発の応酬だ。先行したのは西武で初回に森友哉が7号ソロ。だが、ソフトバンクが2回裏に今宮の2戦連発5号ソロですぐさま追いつく。さらに3回裏に飛び出したデスパイネの8号2ランが決