日に2万個以上を売り上げる駅弁「シウマイ弁当」や「昔ながらのシウマイ」で知られる崎陽軒。いずれも横浜名物としての不動の地位を誇る人気商品だ。近年は婚礼事業にも進出。さらには日本人の味覚にあった新たな中華菓子を開発するなど、新境地を切り拓いている。時代が変化する中で、百年企業として成長を遂げてきた背景には、徹底したローカル戦略があった。 1908年、横浜駅構内の食料・雑貨の売店として創業した崎陽軒だが、意外にも創業当初、シウマイを扱っていなかった。駅弁は販売していたものの、当時の東海道線の下り路線は、始発の東京駅で駅弁を購入する乗客が多く、横浜駅での販売は芳しくなかった。 横浜は幕末に開港した先進的な都市でありながらも東京への通過点に過ぎず、街を代表する名産品が存在しないことも悩みのタネだった。 「名物がないなら作ればいい」。初代社長である野並茂吉氏が目をつけたのが、港町で中華街を擁する横浜
2019.08.13 Tue Sponsored by 『大河ドラマ「いだてん」オリジナル・サウンドトラック 後編』、『GEKIBAN 2 -大友良英サウンドトラックアーカイブス-』 現在、絶賛放送中の『大河ドラマ「いだてん」』。オリンピックを背景に、明治から昭和までの時代を描く異色のドラマは、来年に迫る2020年の東京オリンピックとも共鳴して、「日本人はどこから来て、どこへ行くのか?」をスポーツを通して伝えようとしている。 そんな意欲作の劇伴を担当するのが、音楽家の大友良英。NHKでたくさんの楽曲を作ってきた大友は、すでに伝説ともいえる『連続テレビ小説「あまちゃん」』チームとともに、『いだてん』の音楽世界を作ろうとしている。感動の最終回に向けて、最後の作曲作業に打ち込む大友に話を聞いた。 宮藤官九郎に珍しく相談。『あまちゃん』“潮騒のメモリー”はこうして生まれた ―『大河ドラマ「いだてん
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く