アジアからの観光客にとって、北海道の認知度と道への訪問意欲が、東京や富士山と並んで国内でトップクラスとなっていることが、日本政策投資銀行の調査で分かった。 ただ、同時に調べたエリアごとの認知度、訪問意欲を見ると、札幌、函館を除いて認知度が10%に満たない状況。政投銀北海道支店は「それぞれの地域の良さを深く分析し、アピールを強めていけば、観光地・北海道の潜在力をさらに発揮できるはずだ」と提言している。 調査は今年10月、中国(北京と上海)、台湾、香港、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアの8国・地域に住み、海外旅行に行ったことがある20~59歳の男女各500人にインターネットを通じて行った。国内の観光地47か所を挙げて複数回答で求めた。道内は北海道のほか、札幌、函館、十勝・帯広、知床、ニセコが入っている。 その結果、訪日旅行先で北海道と答えた比率は全体の30・2%で、東京(64
アイヌ民族の視点で北海道史 開拓記念館改称、展示見直し 2013年09月03日(最終更新 2013年09月03日 05時38分) 2015年春に「北海道博物館」と改称し、アイヌ民族の視点に立った歴史展示を拡充する道立北海道開拓記念館=札幌市 北海道が2015年春、道立北海道開拓記念館を「北海道博物館」と改称し、開拓によって生活文化を奪われたアイヌ民族の視点に立った歴史展示を大幅に拡充する方針を固めたことが2日、道への取材で分かった。 アイヌ民族は「先住の土地から追われたアイヌにとって開拓は負の歴史」としており、北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「名称変更と展示内容見直しは大きな前進だ」と歓迎している。 道は計画を10月にも道議会で説明する。改称は来春成立を目指す「北海道立博物館条例」(仮称)で正式に決定する。
北海道が4月から「生物の多様性の保全条例」を施行する見通しとなった。 道外から入ってきた外来種対策を本格化し、動植物の持ち込みや移動に、道独自の規制をかけることになる。被害を未然に防ぐ予防原則に基づき、希少種の保護対策とあわせて多様性の保全を全道民に義務づける。 道によると、道内は、判明しているだけでも約1万5000種(コケ類や菌類を除く)の生き物がすみかとしている。自然環境課は「様々な生き物がいること自体が道の重要な個性であり、観光の強みでもある」として、条例の基本原則で「多様性保全は、道の文化を守ること」と位置づけている。 しかし、道の生物多様性は、アライグマやブラウントラウト(肉食魚)といった外来種によって脅かされ、農漁業の被害も出ている。その上、道が2010年に更新した外来種リストでは、カブトムシやニホンイタチなどの本州由来の外来種も、生態系へ大きな影響を及ぼしているとされる。
70年の歴史をもつ帯広畜産大学馬術部(影山敦主将、部員11人)が、部員減少に伴う資金難で休部の危機に直面している。経費節減やアルバイトで活動資金の工面に取り組んでいるが、状況はなかなか改善しない。部の存続に向け、飼育の際に出るふんや麦わらを堆肥化して運営資金を得るチャレンジも始まっている。 同部は同大が創立した1941年に発足。過去には全日本学生馬術選手権大会で優勝経験をもつ伝統校で、大学では唯一の野外騎乗コースも持っている。 同部の財政が苦しくなってきたのは10年ほど前のこと。同部特有の早朝練習などから“ハードな部活”とのイメージが先行し、30人ほどいた部員が徐々に減り、毎年20万〜50万円の赤字が生じるようになった。赤字分はそれまでの部の蓄えなどで補ってきたが、昨年ついに底を突いた。 それまでの間も、何とか財政を立て直そうと部員たちがアルバイトをして、毎年1人20万円を部費に充てて
道東自動車道(道東道)の夕張−占冠間(34.5キロ)が29日午後3時に開通するが、同区間を含む道東道の千歳恵庭ジャンクション(JCT)以東に給油施設がないことから、ネクスコ東日本道支社(札幌)は改めて、走行中の燃料切れに関し注意を促している。9月にオープンした占冠パーキングエリア(PA)など、道東道の各PA・サービスエリア(SA)にガソリンスタンドまでの距離を示す案内看板を設置するなど、啓発に力を入れている。 道内でガソリンスタンドを併設しているのは道央道の輪厚PA、砂川SA、有珠山SAの3カ所のみ。十勝−札幌間は200キロ以上あるが採算性の問題で、道東道のPA・SAにガソリンスタンドは設置されていない。道東道にいったん入ると、途中で降りて給油するか、道央道のPAまで無給油で走行しなくてはならない。 同支社は夕張−占冠間の開通を前に啓発活動を強化。占冠PAの案内看板には、輪厚PA、砂川S
札幌-帯広3時間に 道東道夕張-占冠開通 車200台通り初め (10/29 14:27) 道東道夕張-占冠間の開通を前に、地元の子供たちがテープカットを行った通り初め式=29日午前11時10分、夕張IC付近の道東道(西村昌晃撮影) 【夕張、帯広】道東道の夕張インターチェンジ(IC)-占冠IC間(34・5キロ)が29日午後3時、開通する。十勝管内と札幌が高速道路で結ばれ、帯広-札幌間の所要時間は開通前より約30分短い約3時間となる。開通に先立ち、夕張IC付近や十勝管内では車列パレードなどの記念イベントが開かれ、長年の悲願実現を祝った。<北海道新聞10月29日夕刊掲載> < 前の記事 | 次の記事 >
帯広−札幌間はかつて、狩勝峠経由と黄金道路経由しかなかったが、日勝道路(後の国道274号、1965年開通)の整備で大幅に時間が短縮。274号の全線開通(91年)に伴い4時間圏となった。道東自動車道の峠越えルートの整備に伴い断続的に時間短縮が進み、夕張−占冠間の開通で3時間となる。音更帯広IC−札幌南IC間の開通時の料金は片道で4250円となっている。 道東自動車道は、北海道横断自動車道(後志管内黒松内−釧路・端野方面、基本計画の延長は約527キロ)の主要区間。千歳恵庭から以東のルートを呼ぶ。清水−池田間の開通を先行するなど「飛び地」で整備が進められた。釧路方面と北見方面は国直轄で整備が進められている。
国内初、映画館のある空港ビル 新千歳で公開 2011年7月12日 18:42 カテゴリー:経済 施設を増改築中の北海道・新千歳空港は12日、国内で初めて映画館が入るターミナルビルを報道関係者に公開した。国際線と国内線とを結ぶ連絡通路も新設した。 ターミナルビルを運営する北海道空港の山本邦彦社長(63)は「旅客だけでなく、周辺地域や海外から訪れた皆さまにも楽しんでいただき、新たな観光スポットにしたい」と意気込んでいる。 ビルは5階建てで、15日にオープン。映画館には三つのシアターがあり、計約380席。ほかに宿泊ができる温泉施設や、売り場面積が約1万5千平方メートルもあり、約160の飲食店や土産品店が並ぶ「北海道ショールーム」も入る。
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