二大政党にとっては衝撃的な結果だろう。 産経新聞社とFNNの合同世論調査で、橋下徹大阪市長が率いる地域政党「大阪維新の会」が次期衆院選の比例代表投票先として約24%を占め、自民党(22%)、民主党(17%)を抑えてトップに立ったことだ。 国政進出を目指す維新の会は、現職国会議員を引き入れた上で近く結党宣言を行うことを予定している。選挙後に政権を担うこともあり得ることが明らかになった以上、その政治行動や打ち出す政策はより厳しく問われなければならない。 大きな疑問は、橋下氏が「大阪都構想の実現のため、さらにステージを上げる」と維新の会の国政進出を唱えながら、自身の衆院選立候補については否定的な見解を繰り返していることだ。 総選挙は党首選びを通じて日本の最高指導者を選出するという意味合いがある。だが、それは橋下氏が国会議員になっていなければ成り立たない。 大阪市長にとどまったまま、維新の会を通じ