自民党外交部会などが17日に開いた会合で、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がスペイン訪問中、竹島(島根県隠岐の島町)を韓国の領土とする根拠になる古地図を閲覧したとの韓国メディア報道を受け「描かれた島は、竹島とは全く別物だ」との反発が相次いだ。外務省は在スペイン日本大使館を通じ、事実関係を確認する意向を示した。 問題視したのは17日付の聯合ニュースの記事。スペインを訪問した文氏が、上院図書館で古地図を閲覧し「独島(竹島の韓国での呼称)が韓国の領土であることを見せる非常に貴重な史料」と述べたとしている。 会合で党「領土に関する特別委員会」の新藤義孝委員長は「地図を見れば分かるが、全く別物だ。それを竹島だと言って喜んでいる。韓国の常套(じょうとう)手段だ」と批判した。