慶応SFC石川研究室の展示会に「鑑賞ガイド」というものがある。ありふれていて、ふつうは鑑賞する対象じゃないものを愛でるためのガイドブック。ぼくはこれが大好きなのだ。今年も見に行った。 慶応SFC石川初研究室の展示会に行ってきた 慶応大学の石川初研究室では、例年、学生個人や班ごとの研究成果をまとめた展示会を行っている。研究室のコンセプトは「ランドスケープ思考」で、ざっくり分けると景観や造園といった分野の話になる。 のだが、それはよくて、とにかく先生が学生に対して出す課題や、学生の研究成果の1つ1つがとても面白いのだ。なので今年も見に行った。 今年の会場はこんなだった。東京・滝野川の「稲荷湯長屋」。銭湯のとなりの築百年の長屋を修復したところだそうだ。 中はこんなふう。学生たちの制作物がぎっしりと並ぶ。 そんな中でぼくが気になったのがこの机だ。入って2秒くらいのところにある机なのだが、結局ここで