丸紅は2012年9月までに、全世界120拠点、約7500人が使う電子メールシステムをクラウドサービス「Microsoft Office 365 Exchange Online」に統一する。サービスを提供する日本マイクロソフトが6月21日に発表した。 従来は日本や欧米、アジアなど地域ごとに電子メールサーバーを自社運用していた。導入時期や設置場所が異なる20台以上のサーバーの保守・運用にコストと手間がかかっていた。これをクラウド環境に一本化することで、トータルコストを従来比で半減できるとみている。丸紅は以前からExchangeやActive Directoryなどマイクロソフト製品を利用しており、移行の容易さを考慮してOffice 365を導入した。 日本の大企業で電子メールシステムをクラウドサービスに移行する動きが強まっている。具体的なサービスでは米グーグルの「Google Apps(Gma