2019年3月21日のブックマーク (2件)

  • 「残酷物語」の時代・ノート――「鼎談・残酷ということ」から - king-biscuit WORKS

    ● 今から59年前、1960年8月発行の雑誌『民話』第18号に、「残酷ということ」という「鼎談」が掲載されています。*1 出席者は岡太郎、深沢七郎、宮常一の3人。それぞれ芸術家、作家、そして民俗学者として、その頃それぞれ話題になっていた文化人たちです。*2 副題に「「日残酷物語」を中心に」とあるところから、当時、ベストセラーに近い売り上げを示して出版界からジャーナリズムまで広く話題を呼んでいた平凡社のシリーズ企画『日残酷物語』と、それが巻き起こした現象などについて語ってもらおうという目論みだったようで、実質、巻頭企画の位置に置かれているのを見ても、当時この「残酷」というもの言いをめぐる文化人の座談会に、それだけのニーズがあったことがうかがえます。 *3 実際、この「残酷」というもの言いは、「残酷物語」というコピーライティング的な成句を踏み台にしてその頃、流行ったようです。 元の書籍

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  • いま「教養」が必要な理由。科学者×随筆の新しい形「STANDARD BOOKS」 | ほんのひきだし

    平凡社から刊行されている「STANDARD BOOKS」というシリーズをご存じでしょうか? 書店員さんも注目しているシリーズで、ほんのひきだしが取材に伺った荻窪の書店「Title」でも平積みされていました。 「STANDARD BOOKS」とは? 「STANDARD BOOKS」は、科学と文学の双方を横断する知性を持った科学者・作家の随筆集です。 2015年12月に『寺田寅彦 科学者とあたま』『野尻抱影 星は周る』『岡潔 数学を志す人に』の3冊が刊行され、今年2月12日には最新刊『中谷宇吉郎 雪を作る話』が発売されました。今後は隔月で刊行される予定だそうです。 そんな「STANDARD BOOKS」を担当した編集者・岸洋和さんに、気になっていた質問をいろいろとぶつけてみました。 ―― 随筆はさまざまな方が書いていらっしゃると思うのですが、なぜ今「科学者×随筆」というシリーズを創刊なさった

    いま「教養」が必要な理由。科学者×随筆の新しい形「STANDARD BOOKS」 | ほんのひきだし