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2012年4月12日のブックマーク (3件)

  • 池尾和人『現代の金融入門【新版】』 - 備忘録

    文に追記し、注を追加しました。(04/14/12) 現代の金融入門 [新版] (ちくま新書) 作者: 池尾和人出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/02/10メディア: 新書購入: 21人 クリック: 300回この商品を含むブログ (47件) を見る 金融取引、銀行システム、企業統治(ガバナンス)の基から中央銀行による金融政策、金融規制監督まで、幅広く取り扱う入門書であり、現代における金融の機能や役割を理解する上で極めて有用な書といえる。稿は、書の内容を紹介するものではなく、著者の日の市場経済観やマクロ経済観について興味を引く記述があったので、この点をのみ取り上げるものである。 著者はまず、J・マクミラン『市場を創る バザールからネット取引まで』の整理にしたがい、市場機構がほんらいの力を発揮するためには、 1.情報が円滑に流れること 2.財産権が保護されていること 3

    bookkeeper2012
    bookkeeper2012 2012/04/12
    "こうした指摘は、小野が、家計や企業が経済合理的であることに強い信頼感をおいていることを示すものでもある。"
  • ターケル『仕事!』:まだ途中だが涙が出そうなほどいい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    仕事(ワーキング)! 作者:スタッズ・ターケル晶文社Amazon 分厚いだし、場所ふさぎだし、過去20年で何度か資料や邦訳確認で使っただけだし、たぶん質より量って感じだろうからさっさと読んで処分しようと思って読み始めたが、ちょっとすごすぎて処分できそうにない。 農民、新聞配達の男の子、建設、日雇い、その他あれやこれやの談話集。学歴はないのに異様な教養を端々にのぞかせたり、単純な生活の苦しみと自分の仕事の意義に対する疑義や自信のないまぜの気持ちをぼくとつかつ雄弁に述べたり、彼らが述べる労働運動や黒人解放への違和感とか、あちらこちらに輝く細部がありながらもの悲しい。グチと自慢と正直な感想と、見栄と不安と、自負と諦念と時代への反発と、孤独と仲間意識と、とにかくすべてがある。だれもかっこつけた公式見解なんか述べず、素直に語っているのはすごいし、これだけ多様な人にこれだけ語らせているインタビュアー

    bookkeeper2012
    bookkeeper2012 2012/04/12
    ターケルのもっと新しい著作を一冊読んだことがあったな。いかにも「左」っぽいテイストで、少なくとも山形氏好みではなかったような気がするのだが。
  • 『探求』 終わりなき旅路の道しるべ - HONZ

    1992年12月25日、極寒のシベリア バレリー・グライフェルは国営テレビから流れてくるニュースに目を奪われた。ミハイル・ゴルバチョフが超大国ソ連の消滅を宣言したのだ。45万人の部下を率い、西シベリア油田の生産量をサウジアラビア全体に匹敵するまでに拡大させたグライフェルが呆然としていた時間はどれ程の長さだったろう。途方も無い数の部下とこれまでの苦労、どれ程の思いがグライフェルの脳裏をよぎったかは分からないが、その体は動きをとめることはなかった。崩壊から1年も経たないうちに石油業界の大再編を見越して技術企業を立ち上げたグライフェルは、民営化の荒波に立ち向かうこととなる。 これは、自らの生活を根底から覆すような変革すら「チャンス」に変えてしまう力強い男たちの物語である。 1998年2月、ノルウェー中部の高級リゾートホテル ジョーゼフ・ペレラとロバート・マグワイアはやり手の投資銀行家らしく、名だ

    『探求』 終わりなき旅路の道しるべ - HONZ
    bookkeeper2012
    bookkeeper2012 2012/04/12
    原著は2011/9/20。Selected by The New York Times Book Review as a Notable Book of the Yearだって。読みやすそうなので、エネルギー問題への取っつきにどうだろう。