フリルがメルカリに負けた本当の理由 スマートバンクCEO堀井翔太氏が語る「エグい学び」の先:教えて、スタートアップ反省談(1/4 ページ) 「発明したやつではなく勝ったやつが正しいと再認識した」──日本初のフリマアプリ「フリル」を立ち上げた堀井翔太氏は、ライバル企業との競争を経て得た教訓をこう語る。2012年7月のサービス開始から2年後、後発のメルカリが台頭。その後、メルカリは急成長を遂げ、国内で独走するナンバーワンの地位を確立した。 一方、フリルは2016年9月に楽天による買収を選択。その後、現在の「ラクマ」へと姿を変えた。2社の競争は今でもスタートアップ業界の語り草。堀井氏が24年2月に公開した、メルカリ・小泉文明氏(現在は同社の取締役会長)との会話から得た学びをまとめたブログ記事も、スタートアップ関心層の間でも大いに話題になった。 フリルはなぜ先行者利益を生かせなかったのか──堀井氏