タグ

miyadaiに関するboshiのブックマーク (132)

  • 傑作『国道20号線』を送り出した富田克也監督の度肝を抜く最高傑作『サウダーヂ』 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 傑作『国道20号線』を送り出した富田克也監督の度肝を抜く最高傑作『サウダーヂ』 « ブータンのGNHと、震災復興のあるべき方向 | 2ヶ月前(7月21日)明治大学シンポでの宮台アピールの文字起し » 「自意識に由来する痛さ」ゆえの酩酊から「社会構造に由来する痛さ」ゆえの酩酊へ 〜〜『サウダーヂ』の映像体験が与える眩暈的な酩酊が意味するものを考察する〜〜 ■外国を旅してきたような印象が残った。とはいえ僕にはアメリカ中国台湾と東南アジアの旅行経験しかない。息が詰まりそうな濃密な経験をしながら帰国して少し経つとアレはいったい何だったんだろうという感じになる。この映画を観て暫く経つと、東京で生活している僕には、不謹慎ながら、まるで異国の映画だったように思い出されてしまうのだ。 ■ラーメン屋で二人の男が向き合う冒頭シーンを観て、まさかこん

    boshi
    boshi 2012/04/16
    眩暈!
  • (12.02.13)グリーンアクティブ記者会見でのアピール文 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 日(12.02.13)グリーンアクティブ記者会見(議員会館)でのアピール文 « 日(12.02.13)グリーンアクティブ記者会見(議員会館)でのアピール文 | 原発都民投票条例の請求代表人として原稿を書きました。 » ──────────────────────── 「グリーンアクティブ」に関する宮台真司のアピール ──────────────────────── 日はいまだに民主主義の社会ではない。 民主主義を獲得するには政治文化の以下のような改革が必要だ。 〈任せて文句たれる社会〉から〈引き受けて考える社会〉へ 〈空気に縛られる社会〉 から 〈知識を尊重する社会〉へ 日は非民主主義的な政治文化を背景に官僚天国になった。 官僚天国を抑止できない政治文化が日をでたらめにした。 他の先進国に比べて公務員数が少ない日。 他の

  • 2ヶ月前(7月21日)明治大学シンポでの宮台アピールの文字起し - MIYADAI.com Blog

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 脱原発が陥りがちな罠にご注意を! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ■ 社会学者の宮台真司と申します。こんにちは。初めまして。国際ジャーナリストの神保哲生さんと一緒に11年前からインターネットの動画配信のニュース解説番組をやっておりまして、10年ほど前から折にふれて原子力発電の政策的合理性について議論をいたしております。 ■僕がお話したいのは技術的合理性の問題とは別で、「原子力発電に技術的・経済的な合理性がないと証明されても、日は原発を止められないが、その理由は何処にあるのか」です。2004年に六ヶ所村再処理事業の経済コストを問題視する議論が櫻井よし子さんや猪瀬直樹さんなど保守論壇で提起されて、無視されました。 ■彼らは経済的合理性がないので六ヶ所村の再稼働をやめろ、もっと言えば核燃料サイクル事業は放棄しろ、という議論をしました。経産省でもこの方向で動く「市

  • 「どう生きるのか」という 本当の問いに向き合うとき - MIYADAI.com Blog

    まもなくマル激・原発篇が上梓されます。 河野太郎氏・片田敏孝氏・立石雅昭氏の登場回の加筆修正です。 例によって後書きをご紹介します。 ぜひ書を購入して各氏の濃密な議論をご覧ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「どう生きるのか」という 当の問いに向き合うとき 宮台真司 ■キーワードは依存 僕は仙台に生まれた。父親が転勤族だったので子どものころしかいなかった。だが今でも憶えている土地はたくさんある。知り合いも多い。だから今回の地震の震源地が三陸沖だと知って他人事ではいられなかった。家族、友人、知人、いろんな人と連絡を取り合った。 弟が福島第一原発から35キロ離れた福島県いわき市に住んでいた。震災後なかなか連絡が取れずに気を揉んだ。ツイッターで原発事故情報を流しはじめたのも弟が見て連絡をくれるかもしれないと思ったことが理由のひとつだ。5日後にやっと連絡が取れた弟は幸い無事だった。 震災と原

    boshi
    boshi 2011/05/19
    さすがの文章。忘却癖のある僕やあなたにオススメ。
  • 僕の原発事故ツイートのうち行政官僚制との関わりについての部分 - MIYADAI.com Blog

    福島原発事故関連での僕のツイートのうち行政官僚制との関わりについての部分をまとめました。 ──────────────────────── @miyadai: 原発の背後にある利害。(1)地域独占供給体制を維持すべく原発に固執の電力会社(2)再生可能エネルギー政策失敗を隠蔽すべく原発に固執の経産省(3)省庁を味方につけないと1歩も進めない民主党政権(4)調査報道能力を欠く官報垂れ流しの記者クラブ漬けマスコミ。 @miyadai: 加えて以下の利害。(5)最大口のスボンサーシップが電力と自動車の大手マスコミ[なぜ今に到るも原発事故報道が官報垂流しで調査報道できないか] ⑹経団連と利害が一致する労組メンバーが構成する連合が集票母体の民主党[なぜ旧民社党系(同盟)から経産大臣が出るか] @miyadai: 以下に、利害配置4点(1)〜(4)の「(2)再生可能エネルギー政策失敗を隠蔽すべく原発に固

    boshi
    boshi 2011/03/17
    タイミングは難しいが、内容は妥当。
  • TwitLonger — When you talk too much for Twitter

  • 映画『国道20号線』について長い文章を書きました - MIYADAI.com Blog

    ────────────────────────────────── 富田克也監督(相沢虎之助共同脚)の『国道20号線』がなぜ世紀の大傑作なのか ──映画が描く〈世界〉の中に私がいるというアレゴリカルな体験の貴重さ── ────────────────────────────────── ■この映画はいい作品かどうか。高校生の時分から映画の出来を評価する個人的な判定規準がある。第一は「〈世界〉は確かにそうなっているな」と思わせられるかどうかだ。後にヴァルター・ベンヤミンを学び、それが「アレゴリー」と呼ばれる性質に関わることを知った。 ■このような判定規準を誰かに教わったわけではない。映画の鑑賞体験を通じて自然に身についたものだ。だが私にとって決定的だった鑑賞体験がある。それは中二の時、新宿の『アンダーグラウドの蠍座』で立て続けに見た、若松孝二と足立正生の映画作品の体験である。 ■麻布中学

    boshi
    boshi 2010/09/05
    国道20号線
  • 今、かっこいいビジネスパーソンとは vol.2 勘違いしない理解力 | 仕事を楽しむためのWebマガジン、B-plus(ビープラス)

    現代のビジネスパーソンを取り巻く様々な現象を社会学の視点から論じる連載の第二回。前回提唱していただいた「ベタな現実に右往左往しない生き方」のモデルを、宮台真司氏はクリント・イーストウッド作品に見ることができると言う。 僕は大学で学生と接していろいろ話す機会がありますから、「ヘタレとそうでないものの区別がわからない」と言う学生には、『許されざる者』以降のイーストウッド映画を見ろと言います。現実社会でロールモデルが得られないならメディアの中に探せと。もちろん周囲に「この人のようになりたい!」という人物がいればそれに越したことはありません。 『許されざる者』以降のイーストウッド作品に共通するのは、ある種の「揺るぎなさ」の感覚です。揺るぎなさとは主人公の「佇まい」であり、世界観であり、言語化不可能な要素を多分に含みます。実際に映画を見た学生たちはよく「文化が違う、国や時代が違う」と言いますが、そう

  • 宮台真司(@miyadai) - Twilog (ツイログ)

    社会学者sociologist 映画批評家Film Critics 特技:虫や爬虫類の手づかみ/ドラムス/天体観測 公式ポータル:https://t.co/6G9JIfmlVm 公式WEB:https://t.co/8snsjmf7MQ 2024年04月14日(日)1 tweet 4月14日 宮台真司@miyadai 【界隈塾・配信版】 ■ 宮台ゼミ初の公開生配信 ■ 紹介制の界隈塾を生配信で視聴可能 ■ チャットで質問可能 ■ 1ヶ月間アーカイブ視聴可能 【日時】4/14(日)13時〜17時 【申込期限】4/14(日)13時 【金額】3,000円 【内容】宮台真司の講義と議論・お悩み相談等 【申込方法】以下のリンクから ptix.at/lQlHov 【界隈塾は何を目指すものなのか?】 最終講義と懇親会に多数御参集いただきありがとうございました。定年退官後の宮台ゼミは、学問を深掘りする「思

    宮台真司(@miyadai) - Twilog (ツイログ)
  • 西田亮介氏との.reviewトークの一部を再録します。完全版は文学フリマで - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 西田亮介氏との.reviewトークの一部を再録します。完全版は文学フリマで « 岡留安則『噂の眞相』元編集長とのトークイベント、2日後に迫る! | マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 » .review × TSUTAUA TOKYO ROPPONGI連続トークイベント「コミュニティの過去・現在・未来」 キックオフイベント 2010年3月25日20時~21時半 宮台真司 × 西田亮介「現代のコミュニティとはなにか」 (完全版は5月23日文学フリマにて発売を開始する『.review 001』所収) http://dotreview.jp/ ──────────────────────── .reviewがTSUTAYA TOKYO ROPPONGIにて開催する、毎月第四木曜日二〇時~の連続トークセッション「コミュニティの過去

  • 沖縄風俗関連のツイートを今朝連投しましたので、まとめました。 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 沖縄風俗関連のツイートを今朝連投しましたので、まとめました。 « マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | イベント出演のお知らせ » miyadai 4:29am, Apr 27 from HootSuite むろん理解しています。RT @SoyBeansPeacock: @miyadai 初めまして。沖縄出身の者です。今週のマル激の中でアメリカを説得したとされていた団体のHPを見て、地元の人間として合点が行くと同時に…沖縄には基地という麻薬に溺れていない人々もまた多くいることにご留意 miyadai 4:33am, Apr 27 from HootSuite 沖縄取材に協力していただける方は、沖縄の二重性を自覚しておられます。二重性には二つあります。「土建業界と民衆の二重性」「土建屋的再配分に預かる民衆の“基地は嫌”と“

    boshi
    boshi 2010/05/03
    うーん...
  • 高橋志臣さんがブログで、園子温監督『愛のむきだし』における僕の似非説教を文字起こししてくれました - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 高橋志臣さんがブログで、園子温監督『愛のむきだし』における僕の似非説教を文字起こししてくれました « 東京都青少年健全育成条例に反対する漫画家たちの記者会見 | マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 » 高橋志臣さんがブログで、園子温監督『愛のむきだし』における僕の似非説教を文字起こししてくれました[句読点や区切りを一部かえました]。 GodandGolem,inc 映画編では大幅に削られましたが、DVD版には特典映像として僕の「ゼロ教会神父」としての似非説教の全体(7分間)がアップされています。 実はこの説教、台には「宮台さんが考える」となっていて、その場で台を見て絶句しました(そんな台ありかよ)。 園監督から「あなた方は選ばれた存在であるということを納得させるマインドコントロール的な説教をしてよ」とオーダーされて

    boshi
    boshi 2010/03/20
    これを即興か...恐ろしいわ.
  • 覚え書の用途で、最近の原稿を単に結合しました - MIYADAI.com Blog

    ──────────────────────── 自民党がクズカゴに入った後、民主党の課題は何か? ──────────────────────── 【17年前に自民党は死んだ】 今回の政権交代は驚きがない。自民党政治は92年頃に終った。その後17年自民党支配の継続こそ驚きだ。偶発的要因が重なった結果だ。92年までに何がどう終ったか。自民党凋落の最大原因は農村政党だったから。農業を大切にするのではない。農村で集票するのだ。日は戦後復興を農村余剰人口で遂げた。その延長上で人口を都会に移転させ(金の卵!出稼ぎ!)高度経済成長を遂げた。見返りを農村に再配分した。農業振興でなく公共事業=土建屋行政で。農業は生産性が低いからだ。だがこの図式は「時限装置」だ。集票すべく土建屋行政をすれば、農村はそれに依存する。農業は疲弊、農村は空洞化、いずれ集票母体として成り立たなくなる。事実92年頃から農村基礎票

  • 「小さな世界」に閉じこもることが、なぜ悪いのか? - 筑摩書房 PR誌ちくま

    「多様な世界に目を向けよう」。 これは「双書Zero」が読者のみなさんに届けたい、ひとつの大切なメッセージです。 なぜなら、自分の見たいものしか見ない人が増えているような気がするから。 どうして、自分の好きな小さな世界にいることが、もったいないのか。 どうすれば、自分を世界に開いていけるのか。 アカデミズムの枠を超えて活躍する、宮台真司氏と森岡正博氏に聞いてみた。 ――現代は、これだけメディアが多様化しているにもかかわらず、仲間ごとに小さくまとまり、内閉しているように見受けられます。その弊害をどのように乗り越えていけばよいのでしょうか。 宮台 まず押さえたいのは、論壇誌はなぜ凋落したのかということと、人文系のウェブサイトはなぜ活況を呈しているのか、です。 「オピニオン・リーダー」の概念で有名な社会心理学者ポール・ラザースフェルドが、一九五〇年代に「コミュニケーションの二段の流れの仮説」を提

    「小さな世界」に閉じこもることが、なぜ悪いのか? - 筑摩書房 PR誌ちくま
  • 民主党の重大な「公約破り」はじまる 許すまじ! - MIYADAI.com Blog

    日の首相官邸における記者会見で民主党による重大な「公約破り」が早くも始まりました。ネットの各所で反発の動きが拡がっています。 いま一層の盛り上がりを期待して、重要だと思うネット記事の幾つかをリンクしておきます。マスコミに媚び諂い、ネットを敵に回すことが何を意味するのか、鳩山首相の周辺は判っていないようです。 背景についての突っ込んだ情報は(3)と(4)と(5)をご覧ください。いま民主党内部やその周辺(とりわけ腐れマスコミ)で何が起っているのか、よく分かるだろうと思います。これを放置してはなりません。 すでに誰が動いたのか分かりつつありますが、岡田克也氏のいうように次期総選挙は既に始まっている以上、今回の動きの背後にいる人々が確定したならば直ちに徹底的な落選運動を開始しましょう。 民主党の首脳陣は、廃れつつあるものと、勃興しつつあるものを、見間違えてはなりません。そのことを、自民党の壊滅か

  • 自殺対策支援NPOライフリンクのイベントへの出席報告、ならびに政権交代への所感 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 自殺対策支援NPOライフリンクのイベントへの出席報告、ならびに政権交代への所感 « 仕事を楽しむためのwebマガジン、B-plusで、インタビューに応じました。 | マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 » 数あるNPOの中で突出して有効な活動を行ない、活動開始から3年で自殺対策基法の成立にまでこぎ着けた、ライフリンクの清水康之代表。 僕が最も尊敬する人物の一人です。 ライフリンクが主催する東京ビッグサイトの国際会議場・大会議室で800人以上集めるイベントに、今年もまた出席させていただきました。 声がかかるたびに、こうした仕事で声がかかるような状態が早くなくなればいいな、と願わざるを得ません。 だから、ここで告知することも躊躇していたのですが、清水康之氏をサポートするために、ここに報告させていただきます。 概要はNHKの当

  • http://c.2ch.net/test/-/subcal/1231580997/489

  • 結論・エリートの決断なしに共生はありえない~『日本の難点』 宮台 真司著(評者:山岡 淳一郎):日経ビジネスオンライン

    砂のようにバラバラに孤立する個人は、現実を踏まえて、いかに社会と「関わり」を持てばよいか。書は、その方向性を示したテキストである。 建築や医療、近代史などを素材に「新しい公共(民のなかの公)」を探ってきたわたしにとって、かなり刺激的なだ。米国発の金融危機は、地域共同体(著者のいう「生活世界」)の真っ当さが失われ、個人が多くの選択肢を持っているようでじつは孤立している状況を直撃した。職を失えば、一気に転落する。社会的なセーフティネットがない。 著者は、現代を〈社会の底が抜けている〉ことに気づいた時代、と規定する。そもそもどんな社会も、あるべき姿に至る必然性はなく、恣意的(デタラメ)なのだが、かつては恣意性を乗り越える、やり過ごす働き(たとえば「普遍主義」)があったという。 しかし、それが壊れ、すべての境界線があやふやになる。「システム」が全領域にいきわたり、「生活世界」が空洞化した。その

    結論・エリートの決断なしに共生はありえない~『日本の難点』 宮台 真司著(評者:山岡 淳一郎):日経ビジネスオンライン
  • 特集ワイド:’09シリーズ危機 政権選択/上 社会学者・宮台真司さん - 毎日jp(毎日新聞)

    <この国はどこへ行こうとしているのか> 近く行われる衆院選。自民党が「政権担当能力」を突きつける一方で、民主は「政権交代」を掲げる。では、日の現状の問題点は何なのだろう。3回シリーズでお届けする。【中山裕司】 ◇育て「コミット」力 ペットボトルを片手に社会学者、宮台真司さん(50)は現れた。ハンチング帽にTシャツ姿。東京・赤坂の雑踏がよく似合う。ビルの谷間にある小さな公園で、今の日を語り始めた。 「民主政治当にひどい政治制度だけれど、最悪よりかはマシという程度。日人は民主制への誤解がある。『みんなで決めたことは正しい』『みんなで決めることはいいことなんだ』という幻想が強過ぎる。衆愚政治に対する危機感覚が乏しいのです」。チャーチルの有名な言葉、「民主主義は政府の最悪の形態。ほかのあらゆる形態を除いて」も引用した。 足りないものは何だろう。「衆愚に陥らないエリートをどう育てるかに無関

  • 日本の難点 : 書評 : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    利他性こそ社会を再生 日が抱える多様な論点=難点を、全部まとめてひとりで論じ尽くしてしまおうという。めまいがするほど明快で鋭く、熱い。紙からシューシュー湯気が出て危ないくらいだ。 宮台氏は特殊なスコープを持っている。これは倍率ではなく「抽象度」を自由自在に変えられるのだ。たとえば教育問題や経済問題の事実関係を述べているとき急に話の抽象度をグイと上げる。すると今までの話が驚くほど明確に俯瞰(ふかん)できる。で、次はまたもう少し抽象度を上げてみる……。この操作が絶妙だから、急勾配(こうばい)のジェットコースターに乗っているようでスリリングだ。若者に人気のある所以(ゆえん)である。 「すべての境界線は恣意(しい)的につくられたものだ」というポストモダン的な世界観を終わらせ、その恣意性を熟知しつつも価値や現実に関与せよ、というのが基的な立場。こっちにもあっちにも確固たる根拠はないことを知りつ