『マネジメント・システム―報酬という観点から（３）』
人と組織のよもやま話（クスノセ@コンサルティングアソシエイツ）人と組織の成長をお手伝いする㈱コンサルティングアソシエイツの楠瀬（クスノセ）啓介が、人と組織についてよもやま話をいたします。 前回のブログで、人間を行動に向かわせる報酬としては、金銭的報酬の前に、「他人と一緒にいたい」、「他人から認められたい」という社会的関係欲求の満足があったはずだという脳科学者の見解を紹介しました。そして、 今回は、脳内の感覚経験そのものが人間を行動に向かわせる報酬になるという意見を紹介します。脳科学者の 下條 信輔 さんが著書『サブリミナル・インパクト』（ちくま新書）の中で主張しているものです。 下條さんによると、サルは、ショートムービーを喜んでみるのだそうです。特に、動物が出てくるものや、カンフーなどのアクロバティックなアクション物を好むそうです。そこで、サルがジュースという外部からの報酬を得るために視覚
因果関係がないのに相関関係があらわれる４つのケースをまとめてみたよ（質問テンプレート付き） - Take a Risk：林岳彦の研究メモ
どもっす。林岳彦です。ファミコンソフトの中で一番好きなのは『ソロモンの鍵』です*1。 さて。 今回は、因果関係と相関関係について書いていきたいと思います。「因果関係と相関関係は違う」というのはみなさまご存知かと思われますが、そこをまともに論じていくとけっこう入り組んだ議論となります。 「そもそも因果とは」とか「因果は不可知なのか」のような点について論じるとヒュームから分析哲学（様相論理）へと語る流れ（ここのスライド前半参照）になりますし、統計学的に因果をフォーマルに扱おうとするとRubinの潜在反応モデルやPearlのdo演算子やバックドア基準（ここのスライド後半参照）の説明が必要になってきます。 その辺りのガッツリした説明も徐々に書いていきたいとは考えておりますが（予告）、まあ、その辺りをいちどきに説明しようというのは正直なかなか大変です。 なので今回は、あまり細かくて遭難しそうな話には
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