憲法改正デマ問題の4本目です。今回は、「天賦人権説」という言葉が3種類の違う意味で使われている、という話です。 (写真は23日に千鳥ヶ淵で撮影した夜桜です。本文とは関係ありません) ことの発端は自民党の片山さつき議員が去年12月7日に「天賦人権論をとるのは止めよう、というのが私たちの基本的考え」という発言をしたことでした。これが「自民党は憲法改正で基本的人権を骨抜きにしようとしている」という批判の大合唱を呼びましたが、これはざっくばらんにいうと「誤用と誤解のすれ違い」です。誤解に基づく批判は不毛ですから、まずは正確に事態を認識しておきましょう。 発端になった片山さつき議員の2012/12/07 12:37:08 のツイートはこちら↓ http://twitter.com/katayama_s/status/276893074691604481 国民が権利は天から付与される、義務は果たさなく