コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだ本の感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 怪優と呼ばれる役者が少なくなってきたような気がする。 もっとも、怪優と呼ばれるための条件は何かといえば個人差があって、だから、本当に少なくなってきているのかというのは怪しい部分もある。 特に僕の場合は、子供向けの特撮物のドラマに出ているというのが条件の一つになっている部分もあって、岸田森とか天本英世とか大村千吉とか塩沢ときとか、そのあたりが僕の中での怪優なのだ。 そして、その中のひとりに大泉滉という俳優がいる。サルバドール・ダリにその風貌が似ていて日本人離れした顔立ちだったのだが、実際、ロシア人と日本人のクオータだった。というのはこの本