H&M(18年11月期)とインディテックス(19年1月期/ZARAが主力)の18年度決算業績を比較検証する過程で国内ユニクロの在庫回転と比較しようとしたら、とんでもないことに気がついた。たった一期で坪当り在庫が2.4倍に膨らみ、計算上の在庫回転が半分以下(44%)に急落していたからだ。事実とすれば急激な業績の悪化ということになるが、原因は在庫計上方法の変更であって業績の暗転という事実はない。 在庫回転は売上原価を期首期末の平均在庫(当然に原価)で除したものだから、在庫の計上手法によって大きく振れる。新聞報道やネットのレポートなどでは売上売価を在庫原価で除しているケースがあるが、原価と売価が倍以上違うSPAなどでは在庫回転が倍以上に水増しされてしまうから論外だ。ちなみに、ユナイテッドアローズの18年3月期決算説明のデータブックでは在庫回転を6.1回としているが、これは売価/原価であって原価/
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く