インターネットのメールシステムでは、ユーザー情報を偽装されたスパムメールが多く配信されることから、送信したメールサーバーが正しいサーバーなのかをDNSを通じて調べる仕組みがあります。 その仕組みはSPFと呼ばれ、昔から利用されているのですが、Exchange Onlineでメールを送信した場合、クラウドからの配信となるため、どのメールサーバーから配信されるのかわかりません。 そういった場合に備え、SPFにはinclude ステートメントという、DNSでいうところのCNAMEのような機能が内包されています。 しかしながらこのSPF、最近のクラウドをたくさん利用するSaaSの時代を意識できていなかったようで、確認可能な参照上限値が10となっています。(SPFレコードに直接記されたincludeステートメントが10以内というだけでなく、includeが入れ子の記述になっていた場合その中も含むこと