長らく翻訳記事を提供していて、そのコンテンツの方針を信頼しているSEOmozで、先週「有料リンクだとみなされることなくリンクを手に入れる8つの方法」という記事がありました。 内容は、SEOの記事としては比較的ふつうのもので、イベントのスポンサーになったり、コンテンツを買収したり、ブロガーを育てたりすると、リンクを増やすルートを作れるよね、というものでした。 この記事の背景にあるのは、以下のような流れ。 検索エンジンが順位を決定する仕組みのなかで、ページに対して張られたリンクの数が考慮されていて、それなりに重要である。だから、SEOを考える人は、なんとかして被リンク数を増やしたいしかし、グーグルをはじめとする検索エンジンは、有料リンクやペイパーポストによるリンクは、適切な検索結果を乱すネガティブ要因だとみなし、取り締まる動きがあるリンクを獲得して順位が上がっても、その手法がNGでペナルティを
先日開催された検索マーケティング関連のイベントSESで、ウェブにおける2つの大きな流れに対するグーグルの扱いから予想される傾向について、数人と話す機会に恵まれた。Twitterの最近の成長ぶりに気付いてない人はいないはずだ。手軽に更新できるTwitter(およびFacebookなどが提供する、同様の「近況アップデート」型マイクロブログ)が使われるようになった結果、一部の人はブログの投稿を減らし始めている。多くの人が、ブログ経由よりも広範なリーチをTwitter上で獲得しているし、自分の考えや発見、疑問の投稿を容易にするツールが増えたことも確かだ。 ただし今回は、これまでにあったようなTwitterを主題にした記事ではなくて、このウェブの新たな使い方がSEOに与える影響について検討する。かつてブログとコメント、トラックバック(およびそれに伴うスパム行為)が検索エンジンの戦略変更を促したように
今回の記事は、Pubconの「Linkfluence:最小限のリスクでリンクを購入し、最大限のリンクジュースを得る方法」というセッションでやった僕のプレゼンテーションが元ネタなんだ。これについて非常に好意的なフィードバックや、共有してほしいというリクエストを数多くもらったので、このブログでより参照しやすい形で提供しようと思ったってわけ。 スライド一式をダウンロードしたい場合は、Powerpoint形式のファイルをどうぞ。 「リンク購入」とみなされることなくリンクを買う8つの方法(最初の4つ)グーグルの検索品質部門に属するマット・カッツ氏のウェブスパム対策チームは、過去3年にわたり、検索順位を上げることを目的としたリンク売買について、自分たちの姿勢をかなり明確に示してきた。リンク売買という行為はひどく嫌われていている。検索エンジンは検索順位を判断するうえで、重要度を示すシグナルとしてリンクを
この記事は前後編の2回に分けてお届けしている。前回はURL正規化タグの基本的な解説と使いどころを説明したが、今回は検索エンジン各社から提供されている情報と、URL正規化タグについてまだ不明な点を見ていこう。 URL正規化タグに関して、各検索エンジンはどのような情報を提供しているか実際のところ、かなり多くの情報を提供している。まずはグーグルの発表から、重要な箇所を引用しよう。 「rel="canonical"」の扱いは参考材料なのか、それとも命令なのか? 重視すべき参考材料として扱います。検索結果に表示する最も関連性の高いページを判断する際に、この設定を他のシグナルと併せて考慮に入れます。 <link rel="canonical" href="product.php?item=swedish-fish" />のように、相対パスを使用して正規URLを指定できるか? できます。相対パスは、通常
この連載では、主に企業の広報担当者に向けて、初めて書く人でもわかるリリースの書き方から、ネット時代に即したリリースの書き方など、明日から役立つ基礎情報をお届けします。 リリースの書き方については、前回の第7回までで詳細に解説しました。第8回となる今回は、リリースのカスタマイズです。テキストベースで制作したリリース文書ですが、それをきちんと読んでもうためには、配布・公開時の用途に合わせた手直しが必要になるのです。 ニュースリリースはかつて、マスコミ向けにFAXか郵送、あるいは直接手渡しするものでした。しかし、インターネット全盛の今日では、マスコミ向けにメールで送信するほか、WebサイトにHTML形式で掲載したり、PDFファイルをダウンロードできるようにするなど、さまざまな配布・公開の方法があります。一般消費者や株主などを含めた利害関係者※に直接見てもらえるようにするためです。そのため、だれ向
canonical(カノニカル)タグは、<link rel="canonical" href="○○">のように使われます。そもそもcanonical属性とは検索エンジンに対してどんな意味を持ったタグなのでしょうか? 基本情報からSEOで活用すべきシーンなどを事例で紹介します。 ヤフー、グーグル、そしてMSN Live Search(マイクロソフト)は、新しい「URL正規化タグ」をサポートすると発表した。 このタグを使えば、ウェブマスターやサイトオーナーが検索エンジンのインデックス内での重複コンテンツ問題を解消できる(ただし、自サイト内の問題のせいで生じる重複インデックスのみ)。 僕が思うに、これはSEOのベストプラクティスにとって、サイトマップの登場以来最大の変化だと思う。SEOmozでは最新ニュースを届けることより戦略について論じることに重点を置いているから、このブログで検索エンジン関
事業資産の評価データと変更履歴の記録データ(および訪問者の解析)を組み合わせることにより、ビジネスの世界で重要なこれら4項目について、非常に説得力ある分析を実行できるようになる。 強み(S)強みを特定することは、SWOT分析の目標の中では比較的簡単な部類に入ることが多い。 トラフィックをもたらす参照元のうち、自分のサイトや事業に役立っているのはどれか?トラフィックや収益における目標達成を目指すうえで、好ましい方向への牽引力となっているのはどのプロジェクト/資産/提携関係か?高いトラフィックとROIを生み出しているのは、どのセクション/タイプのコンテンツか?過去に行ったどの変更のうち、重要な価値をもたらしたのはどれか?弱み(W)弱みを突き止めることは、少し難しいかもしれない(と同時に、さらなる知的誠実さと勇気を要する)。 現時点でわずかな検索やトラフィックしかもたらしていないコンテンツはどれ
平成2005年4月の個人情報保護法施行から3年半が経過した。大規模な個人情報の流出事件が相次ぎ、企業の信用低下に繋がったケースも少なくはない。個人情報の取り扱いに関しては、企業もユーザーもよりセンシティブになっていると言えよう。今回は、個人情報を適切に扱うためのポイントを把握し、個人情報がネックとならないマーケティング活動を行うための注意点をみていく。 そもそもどこまでが“個人情報”に含まれるのかまず始めに個人情報とは何を指すのかを確認しておきたい。個人情報保護法 第二条によると「個人情報」とは以下の定義となる。 個人情報とは、生存する個人に関する情報であって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む) 上記にもあるように、IDのようなそれだけ
前回は、わかりやすい棒グラフ作成のポイントと棒グラフの限界について説明しました。今回は時系列データの表示でよく用いられる折れ線グラフを取り上げます。 折れ線グラフは「比較」よりも「変化」を見せるのに適している今回は折れ線グラフを扱います。第2回でもお話ししたように、折れ線グラフは基本的に時系列データを表示する場合に最も優れていますが、項目間の比較をする場合に棒グラフの代わりとして利用することもあります。前回(第4回)の棒グラフのところでご紹介した図を、折れ線グラフと比較して見てみましょう(図1、図2)。どちらもそれほど違和感はありませんが、棒グラフはやはり隣接した棒同士の違いが強調されますし、折れ線グラフは項目間の変化・違いの方が前面に出てくるという違いはあります。 系列が3つ以上になると見やすくするために折れ線グラフを使うことも多いですが、各項目の系列間での比較をする場合は、多少見づらい
新しいインタビュー手法「コンテキスト調査法」事前に用意した質問項目を列挙したメモを片手にユーザーと面談する――そんな従来の「インタビューする人とインタビューされる人」という関係では、インタビュアーがどんなに深堀りしたところで、ユーザーによって要約された情報や断片的な体験しか得られない。そんな情報に基づいてWebサイトを設計しても、結局「これでは使いモノにならない!」とユーザーからダメ出しを受けてしまう。 私たちがWebサイトを設計するために把握すべきなのは、まだ加工されていない生の情報なのだ。すでに分析された情報には、それほど価値はない。なぜなら情報を分析すべきなのはユーザーではなく、設計者であるあなただからだ。 そして設計者は「ユーザーの声」ではなく「ユーザーの体験」を分析するべきだ。ユーザーの声は、すでにユーザー自身が分析した結果なので、もはやあらたな発見はない。一方、ユーザーの具体的
ニュースリリースの用字用語の表記統一として、連載の3回目で共同通信社発行の『記者ハンドブック 新聞用字用語集(以下、記者ハンドブック)』に準じることをお勧めしました。5回目の記事でも、リリースの文章として使わない方がいい表現の基準として取り上げました。記事を書く記者にとって、『記者ハンドブック』は座右の書であるのはもちろんですが、リリースを書く広報担当者にも必須だと考えます。私のこのようなスタンスに対して、知り合いの広報関係者からこんな質問を受けました。 『記者ハンドブック』は確かに参考になるけれど、記事を書くのが職業のプロの記者と違って、われわれ広報マンは書かれていることを覚えきれない。どうすればいいのか 日々、Webサイトやチラシなどで文書を書く仕事に就いている別の知人からはこんな質問も…… 早速入手して活用しているが、効率的な使い方を具体的に教えてほしい そこで今回は、リリース作成時
1月21日にバラク・オバマ大統領が就任演説を行った後、スピーチライターを務めるジョン・ファブロー氏が大いに注目を集めた。私はオバマ大統領の演説を聞き、大統領とファブロー氏のスピーチの書き方に関する記事を読んで、私たちがウェブに何か書くときの言葉の使い方について考えるようになった。少し時間を割いて、オバマ氏の語り口を分析したり、それについて書かれた記事を読んでみたりした。 もちろん、オンラインで情報を伝える手段はほかにもあるが、中でも文字で表した言葉は飛び抜けて重要だ。私はこれまで、ソーシャルメディア向けのアドバイスに注力してきたけれど、これから述べることの多くは、タイトルタグから企画書まで、さまざまなキャッチコピーの作成にも当てはまる。 というわけで、読者のみんながウェブ上で、特にソーシャルメディアにおいて何かを書くときの参考になればと願いつつ、私がたどり着いた5つの重要なポイントを以下に
アクセス解析とはWeb担当者の方々に対して、今さら“アクセス解析とは”というのを説明するのもどうかと思うが、これが結構理解されていない方が多いので改めて説明させていただく。 ほぼすべてのWeb担当者が「アクセス解析は重要だ」と言っているが、アクセス解析を十分に活用してWebサイトを運用・改善している方に会うことは非常に少ない。 アクセス解析ツールは、文字どおりWebサイトに対して、さまざまな視点からのデータを抽出してそのデータ解析するものである。しかし現状は、ツールから出されるデータをレポートにすることだけに終始している担当者が少なくない。 私個人としては、アクセス解析ツールからボタン1つで抽出されるデータは“集計”と呼んでいる。集計すること自体にはあまり意味はなく、そのデータを読み取って、それがどういった状況にあり、何か起こっているのかを把握するのが“解析”または“分析”だと考えている。
SSLサーバー証明書発行サービスの日本クロストラストは、これまで最長3年だった実在認証付きSSLサーバー証明書の有効期間を最長5年に延長するとともに、証明書有効期間内なら証明書を何度でも無償で再申請できる制度「プロテクション・プラン」の提供を2月4日開始した、と同日発表した。延長によって証明書入れ替えの手間が省け、5年間有効の証明書では1年あたりの費用は3万7800円になり、1年間有効な証明書と比べ40%割安になる。4月末日までに申し込むと、18万9000円の5年間有効の証明書を4年分の価格15万7500円で提供するキャンペーンを実施する。 プロテクション・プランは、証明書申請時(正規証明書4200円)に加入すると、その後理由に関わらず証明書を無償で再発行するサービス。SSLサーバー証明書は事業所移転や社名変更の場合には再取得が必要となり、サーバーの移設などに伴う秘密鍵の紛失など、長期間有
メール配信の許諾を得たリストを揃え、ユーザーにとって有効な情報となるコンテンツが用意できたのなら、次はいよいよ配信作業のフェーズとなる。メールアドレスという個人情報を含んだ重要なデータに対して、確実かつ不備のないようにスムーズな作業を心がけたい。今回はメール配信設定時の流れに沿って、いくつかの注意点を順にみていくことにしよう。 1.メール配信に必要な情報が揃っているかを確認するメール配信に必要な情報は以下の3点である。安定的にメール配信業務を遂行するには、メール配信時までに、以下3点が揃っているか、事前に確認しておくことが重要となる。 メール本文 メール本文は、前節「読みたくなるようなメール作りのためのコンテンツ作成ポイント」を参考にチェックをしておこう。また、配信対象者に対して、適切な内容であるかについても確認したい。 メールヘッダー情報について、件名はユーザーが読むか、読まないかを判断
これまでSEOmozで僕らが書いてきたものの中に、コンテンツ最適化の基礎についてしっかりと段階的に説明したものがなかったとは意外だ。今回はその穴を埋めることにしよう。 まず、ここでいうコンテンツとは、キーワードの使い方やキーワード最適化のことではない。これから話すのは、テキスト、画像、マルチメディアといったコンテンツの表示とアーキテクチャを、どう検索エンジン向けに最適化するかについてだ。 ここでお勧めする内容について特筆しておくべきは、その多くが二次的な効果だということ。書式や表示を正しく整えたからといって、ただちに検索順位が上がるとは限らない。だが、それによってリンクを獲得でき、そこからクリックして来る人が増えて、結果的に検索順位を押し上げてくれる可能性は高い。これから説明するやり方を日常的に利用すれば、検索エンジンからの評価が向上するだけでなく、検索アルゴリズムに影響を与えるウェブユー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く