◎辺見庸書き下ろし新書『瓦礫の中から言葉を―わたしの〈死者〉へ』 (NHK出版新書)来月上旬発売 関東大震災、東京大空襲、広島原爆、東日本大震災、 おびただしい屍、原発メルトダウン、不気味な未来…… 3.11の奈落とは何か 根源の洞察〈私記〉 3・11後、ますますあらわになる言語の単純化・縮小・下からの統制。 「日本はどのように再生すべきか」・・・発せられた瞬間に腐り死んでいくこれらの 言葉に抗して、<死者>ひとりびとりの沈黙にとどけるべき言葉とは何か。 表現の根拠となる故郷を根こそぎにされた作家が、それでもなお、 人間の極限を描ききった原民喜、石原吉郎、堀田善衛らの言葉を手がかりに、 自らの文学の根源を賭け問う渾身の書。 NHK「こころの時代 瓦礫の中から言葉を」(2011年4月24日放送) における発言を手がかりに、全面的に書き下ろ