新天皇が即位に際し「歴代の天皇のなさりよう」に言及したのは彼が歴史学者であることを考えた時、十分に気にしておくべき問題。歴史学的装いで「歴代の天皇」さらには自前の「日本国紀」を語れる天皇になることが可能なのだ。その時、歴史学者は百田へのように「素人」と批判できるか、おもねるのか。
旧姓小和田雅子氏への愛国保守な人々の論評を読み返すと、しみじみとした味わい深さがある。 そのひとつとして、2006年の『週刊ダイヤモンド』に掲載されたオピニオン記事を紹介しよう。 「 はじける笑顔の雅子妃に複雑な思い 皇室はなんのために存在するのか? 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト オランダ王室のお出迎えを受けて撮影された写真が各紙の一面を飾った。「はじける笑顔」と見出しを付けた社もあったほど、雅子妃の表情は明るかった。国内で見なれてしまった鬱々とした表情の上に努力して重ねて見せる笑顔とはまったく異質の、心底楽しそうな豪快な笑いがそこにあった。笑顔の妃を見て、十分な休養を願いつつも、心中複雑な思いを抱いた日本人は少なくないだろう。 国民はまず、権威を真の権威ならしめる尊崇の思いを心のうちに育てていきたいものだ。応えて皇室は、ひたすら国民のために祈り、その祈りを実践なさっていただきた
学生時代からの友人に呼び出されたのでどうしたのかと思ったら、友人嫁が「子どもが小学生に上がる前に実家のある鳥取県に戻りたい」と言っているらしい。 友人は横浜出身横浜育ち。今も家族で横浜に暮らしているから正直鳥取県なんて田舎で暮らしたくない、という感じ。 俺は神奈川県(横浜ではない)出身地元育ちで今は都内在住。 小さい頃から電車があれば1時間以内で都内に着ける距離に住んでいるのもあって、鳥取県での暮らしというのが全く想像できない。 友人は都会っ子だから尚更だろう。 友人嫁はもう10年以上横浜で暮らしているし結婚する前は「鳥取みたいな田舎は二度と戻りたくない」と言っていたが 最近になって「子どもを自然の中で育てたい!この子が小学校に上がる前に地元に戻って親と同居する!」なんて言い出したから困っているらしい。 友人の気持ちは以下。 ・義母や義父とは仲が悪いわけではないが、同居ってなるとちょっとキ
天皇陛下は、皇后となられた雅子さまとともに8日、皇居の宮中三殿で、即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)の中心的な儀式の期日を皇室の祖先や神々に伝える儀式に臨まれました。天皇陛下が即位後、宮中祭祀(さいし)に臨まれるのはこれが初めてです。 天皇陛下は、午前10時半すぎから「賢所(かしこどころ)に期日奉告の儀」に臨み、宮中三殿の中央にあり、天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる賢所の回廊に姿を見せられました。 天皇陛下が即位後に宮中祭祀に臨むのはこれが初めてで、平安時代から儀式での天皇の装束とされる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に初めて身を包まれました。 そして、皇位の証しとして受け継いだ三種の神器のうちの、剣と曲玉(まがたま)を持った侍従らとともに厳粛な面持ちで賢所に向かわれました。 天皇陛下は、賢所の中で拝礼し、日本古来のことばで記した御告文(おつげぶみ)を読み上げて、即位の礼の中心
「末永くお健やかであらせられますことを願って“い”ません」――。4月30日に行われた「退位礼正殿の儀」で、安倍首相が「国民代表の辞」として挨拶した際、「已(やみ)ません」を「己(い)ません」と誤読したことに対し、右翼団体「一水会」が激怒している。 安倍首相の発言を受け、一水会は公式ツイッターに〈安倍総理が、4月30日の天皇陛下の退位礼正殿の儀で「天皇皇后両陛下には末永くお健やかであらせられます事を願って已みません・・あらせられます事を願って(已)いません」とやってしまった。これでは意味が逆。問題は、官邸HPから映像削除したこと。潔く字を間違えたこと認め不見識を謝罪せよ〉と投稿した。 ネット上でも〈字が読めないという事より、こんな人生最大の舞台で、普通の神経なら読み合わせ位はしてくるだろう。彼等の天皇を利用できれば良いという姿勢が現れている〉〈極めて厳粛な場で、自身で原稿を作成せず、読む練習
天皇陛下の即位に伴う一世に一度の伝統儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」で使う米を収穫する地方を選ぶため、「亀卜(きぼく)」という宮中に伝わる占いが来週、行われるのを前に、宮内庁は、亀の甲羅など道具の映像を公開しました。 天皇陛下の即位に関する儀式の1つ、「斎田点定の儀(さいでんてんていのぎ)」は、今月13日に皇居の宮中三殿の神殿で行われます。 この儀式では、亀の甲羅をあぶって、ひびの入り具合で物事を定める「亀卜」という宮中に伝わる占いが行われ、ことし秋の「大嘗祭」で使う米を収穫する地方が選ばれます。 宮内庁は儀式を前に、「亀卜」で使う道具の映像を公開しました。 このうち、湾曲した五角形のものはアオウミガメの甲羅で、特別に捕獲が認められている小笠原諸島から調達され、縦24センチ余り、横15センチ余り、厚さおよそ1ミリに加工されています。 このほか、甲羅をあぶるための火を起こす「火鑽具(ひきりぐ
作家の赤坂真理の近刊「箱の中の天皇」は、天皇制を正面から扱っている。現代を生きる主人公の女性マリが、時空を超えて、GHQを率いるダグラス・マッカーサーと論争する場面も描かれる。その一部を引用する(分かりやすくするために、発言の前に発言者を補い、マリは「M」、マッカーサーは「D」と表記する)。 M「あなたが守りたいのは、民主主義なの?」 D「アメリカが超大国になること(中略)。そして超大国が得たひとつのトロフィーが、ここ、日本なのだよ」 M「ここが? ここを平和な国にするということが、トロフィー?」 D「お前はおめでたいな。傀儡(かいらい)国家を持つというのが、超大国の夢だ。植民地と非難されることも一切なく、独立運動を起こされることもなく、言いなりになる国家。幾度首相が代わろうと、われらの人形で」 M「でも天皇がいる」 D「だから利用した。天皇こそが、人形だよ。あんなに使い勝手のいい人形はな
Published 2019/05/02 14:06 (JST) Updated 2019/05/07 13:26 (JST) 「宮内庁担当だったころ」と書きだそうとして、手が止まる。これは正確ではない。 宮内庁の仕事が終わって1年後、旧文部省を担当した。そこで取材したのは文教政策だった。ところが、宮内庁で取材したのは「宮内政策」といったものではなかった。(47NEWS編集部、共同通信編集委員) 取材テーマは、目の前の宮内官僚たちを超え、彼らが奉仕する天皇・皇族だった。そのせいか、先輩記者の中には「宮内庁担当」と言わず「皇室担当」を自称する人もいたし、皇室取材チームを「天皇班」と呼ぶデスクもいた。だが、天皇・皇族を直接取材する機会は極めて少ない。それは皇室報道の特殊性をもたらす要因の一つなのだが、そのことについては稿を改めたい。 ▽私事と公事の逆転 宮内記者会の常駐記者として登録されたのは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く