ロシアは16日が支払日だった2本のドル建て債のクーポン、1億1700万ドル(約140億円)をコルレス銀行に送金した。財務省が17日明らかにした。ロシアがデフォルト(債務不履行)に向かっているとの観測が高まっていた。 財務省はユーロ債の支払いエージェントであるロンドンのシティバンクへに入金されたかどうかを追って発表するとしている。 利払いの期限は16日の営業時間終了時だった。その後30日間の猶予期間中に支払いがなければ、外国人債権者に対する1918年以来のデフォルトとなるところだった。 シルアノフ財務相は、外貨準備にアクセスできない場合、支払いはルーブルで行うと繰り返し警告していた。フィッチ・レーティングスは15日、ドル以外での支払いはデフォルトと見なされると指摘。S&Pグローバル・レーティングも今月同様の見解を示していた。