保育所からの騒音で体調を崩したとして、愛知県豊田市の住民らが保育所を運営する社会福祉法人を相手取り、防音設備の設置と計600万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁岡崎支部に起こしたことがわかった。提訴は3月30日付。 訴えたのは、保育所近くで会社を経営する男性(50)と従業員ら計4人。訴状では、園庭で園児らが騒ぐ際の音は平均で70デシベル前後に達し、我慢の限度を超えた違法なものだと主張。防音壁の設置を求めたがかなわず、騒音で精神疾患になり入院したなどと訴えている。 保育所側は「近隣の方と良好な関係を維持したい。子どもの安全を守るため、防音壁を設置する」としている。