最近は行き帰りの電車の中で『金持ち父さん貧乏父さん』を読んでいます。あまりにも「今さら」の本なので、地元の書店にはすでに見あたらず、入手に苦労しました。(『シリーズ』はたくさんあったのですが。) 私はこうした本を、なにか子供に聞かせるような物語か、小説でも読むような気持ちで読んでしまうのですが、読んでいて「ああ、なるほど!」と納得したところが何カ所かありました。「それで自分はなかなかお金持ちになれないのか!」と。 「お金」を「時間」に置き換えてみる 本書をお読みになった方には先刻承知の通り、この本では「資産と負債の違い」について、少し飽きるほど強調されています。少し飽きるほどなどというものの、私自身そんなふうに「お金」を眺めたことなど、これまでほとんどなかった気がします。会計の知識が全然ないということもありますが、私の父の考え方が典型的な「貧乏父さん」のものだから、ということもあります。