共分散を調べていた時、不等式から相関係数が1以下になることを示していた。 その不等式の使い方が面白そうで、どうやってこんな不等式を見つけたんだろうかと考えていたら、不等式の拡張の仕方が浮かんできた。 全て、相加平均≧相乗平均の拡張だったのだ。 それが面白かったので記録しておく。 最初は、相加平均と相乗平均の不等式①から出発して、段々拡張していく。 その時使うのは平方公式だけで、この方法は応用範囲が広い。 そして、この不等式には等号が入っている所が大事で、①は右辺で、②③④は左辺で割ると≦1となる。(相関係数を求める時に使う) 最後の不等式④を「コーシー・シュワルツの不等式」という。 どうやって導くのかが分かると、新しい不等式が見つかるかもしれない。 さらにこれらはa,b,cと3項に拡張することができる。 ②の式についてのアナロジー という平方公式を 「二人の力の和の自乗は、それぞれの自乗の
