1月16日、実態が見えにくいことから懸念される中国の金融取引「影の銀行」問題で、中国工商銀行(ICBC)が携わり、償還が危ぶまれる高利回り投資商品をめぐり、中国当局がデフォルトを認めるかどうかに注目が集まっている。写真は2011年、北京で撮影(2014年 ロイター/David Gray) [北京/上海 16日 ロイター] -実態が見えにくいことから懸念される中国の金融取引「影の銀行(シャドーバンキング)」問題で、中国工商銀行(ICBC)<1398.HK><601398.SS>が携わり、償還が危ぶまれる高利回り投資商品をめぐり、中国当局がデフォルト(債務不履行)を認めるかどうかに注目が集まっている。 この投資商品は中誠信託が募集した信託商品。集めた資金30億元(4億9600万ドル)は非上場の石炭会社「山西振富能源集団」向けの融資に充てられたが、その後にこの会社が負債まみれだったことが判明した