ブルキナファソ・ワガドゥグで、フランスへの抗議を示す軍事政権の支持者ら=2022年10月(AP=共同) フランス外務省は25日、西アフリカ・ブルキナファソにテロ対策のため駐留してきたフランス軍部隊を1カ月以内に撤収させる方針を示した。ブルキナファソの軍事政権の要求に応じた。フランスのメディアが伝えた。 フランスは昨年、ブルキナファソの隣国マリからも軍部隊を撤収した。両国ともクーデターで成立した政権が統治し、関係が悪化。フランスは旧植民地の両国で影響力が低下する一方、ロシアが民間軍事会社ワグネルを通じて関与を強めているとも指摘される。 ブルキナファソにはフランス軍の特殊部隊約400人が駐留しており、2月末までに全員撤収させる。サハラ砂漠南部のサヘル地域で対テロ活動の新たな中心となっている隣国ニジェールに再配置する案が有力とされる。軍事政権は今月23日、フランスと2018年に締結した駐留部隊の