不妊やパーキンソン病に使われている薬に,お酒を飲みたくなくなるようにする効果があることが動物実験で示された。アルコールに依存するようにしたラットやマウスに,カベルゴリンというホルモンを調節する薬を注射すると,アルコールを求める行動が減り,依存症の治療で問題となる再発も少なくなった。従来のアルコール依存症の治療薬には,満足感を低下させるなどの副作用のため使い続けることが難しいものもあるが,カベルゴリンにはこのような影響はないそうだ。また,コカインへの依存症にも効果があるかもしれないといわれている。(吉田素子) A drug prescribed for male and female infertility(1) and menstrual disorders(2) could hold the key to(3) a more effective treatment for alcoho