Ⓒゲッティイメージズ 視覚障害や知的障害、車いす選手などクラス分け障害者スポーツの祭典と呼ばれるパラリンピックは、五輪と異なる独自のルールを設けている。 ひと口に障害といっても、視覚障害、知的障害、脳性まひ、低身長、車いす、義足など、その種類や程度はさまざまで一人一人異なる。競技の公平性を保つため、根幹を成す「クラス分け」をパラ参加選手に義務付けているのが大きな特徴だ。 第2次大戦後、英国の退役軍人のリハビリが原点となり、1960年に第1回大会がローマで開かれた。第1回は車いすの障害者が中心だったが、東京大会は新競技のバドミントン、テコンドーを加えた22競技539種目を実施し、日本選手団は全競技に過去最多の254選手が出場。五輪と同じ競技も多いが、目隠しをして競うゴールボール、重度障害者のために欧州で発案されたボッチャなど独自の競技もある。 聴覚障害者は「デフリンピック」ただパラリンピック