2010年〜2013年の記録は『神宮巡々』、2014年〜2017年の記録は『神宮巡々2』、2018年〜2021年の記録は『神宮巡々3』、最近の記録は『神宮巡々4』をご覧ください。( 2021年12月31日 【キタヰ】こと、桝屋善則 )
2010年〜2013年の記録は『神宮巡々』、2014年〜2017年の記録は『神宮巡々2』、2018年〜2021年の記録は『神宮巡々3』、最近の記録は『神宮巡々4』をご覧ください。( 2021年12月31日 【キタヰ】こと、桝屋善則 )
二礼四拍手一礼、八度拝八開手もある 神社参拝時の作法としては、「二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝)」というスタイルが一般的だ。まずは鈴を鳴らしてからお賽銭を入れ、深い礼を2回行う。その後、柏手(拍手)を2回行い、さらに深い礼を1回するという流れだ。しかし、出雲大社や宇佐神宮などでは「二礼四拍手一礼」となる。 出雲大社の場合、5月14日の例祭では拍手を8回行う。この例祭はもっとも大きな祭典であり、このときに無限という意味がある「8」回の拍手を行うことで神を限りなく讃えることを表すという。通常はこの半分の数を作法としているので、「四拍手」となるわけだ。 この通常時の二礼四拍手一礼も、正確には「一拝・祈念・二拝・四拍手・一拝」となる。まずは体を90度に曲げた深いお辞儀をし、もう一度深くお辞儀をしてから祈念する。そして、さらに2回、深くお辞儀をしてから拍手を4回行い、最後に深くお辞儀をするという流れ
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2018年6月7日公開の「テクノロジーの進化で「不死」を実現できると考える トランスヒューマニストたちの思想とは?」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** すべての物語はわれわれの終わりから始まる。われわれが物語を考え出すのは、自分が死ぬからだ。 アイルランド生まれのジャーナリスト、マーク・オコネルは『トランスヒューマニズム 人間強化の欲望から不死の夢まで』(松浦俊輔訳、作品社)をこう書き出した。オコネルは本書で、テクノロジーのちからで肉体
※この記事はカンパ制ですので、全文無料でお読みいただけます。面白ければぜひカンパお願いいたします。 ※『ぬかるみ派』vol.1 自己啓発+vol.2 加速主義はboothや書店でお求めいただけます。vol.3絶滅の世代に関しましても2023年11月30日にboothにて通販を開始いたします。書店委託に関しましても順次進めていく所存です。よろしくお願いいたします。 https://sludge.booth.pm/items/4366996 本記事の目的は、YouTuberグループ=コムドットのリーダーやまとの言述を対象として、コムドットの「革命」がもつ政治的意味を明らかにすることである。 2023年10月現在、コムドットに関する諸々の言説はインターネット上に溢れかえっている。中でも特筆すべきはコムドットのYouTube上での戦略を分析するものである。それ自体は、現在のこの国のYouTube状
「ニック・ランド『絶滅への渇き』におけるカントの位置付け」 ○はじめに 先日ゾルピデムという入眠剤を処方された。不眠の症状があり精神科にかかったのだ。幸いうつ病ではないのだが不眠はうつへの第一歩である。おそらく私のようなうつ病予備軍も含めて、先進国と呼ばれる国の若者は病んでいる。これにいち早く切り込んだのは1990年代のイギリスの思想家たちだ。 その一人にニック・ランドという思想家がいる。1990年代後半に『資本主義リアリズム』のマーク・フィッシャーらとCCRU(サイバネティック文化研究ユニット)を運営し、現在は上海で活動していると言われている。CCRUは組織の名前からわかるようにいわゆる「学問的」な組織ではない。それは、文学はもちろんサイバネティクスや音楽、テレビドラマなど非常に多岐にわたる文化を研究するものであった。CCRUの最も素晴らしい書き手であり、現代の閉塞を見抜いていたフィッシ
Utopia, J.D.Wetherapoon tea spoon(2014) ロンドン証券取引所の占拠運動が始まって間もなく、小説家から保守派の政治家に転身したルイーズ・メンシュは、BBCのテレビ番組「Have I Got News For You?」に出演し、この占拠によって「スターバックスの過去最大の行列」ができたと言ってデモ隊を嘲笑した。メンシュが言うには、問題は占拠運動の参加者が企業のコーヒーを買ったことだけでなく、iPhoneも使っていることだ。提言されているのは明白だ。すなわち、反資本主義とは、無政府原始主義であることを意味するのだ。メンシュの発言は、少なくとも番組内で嘲笑されたが、提起された疑問はそう簡単に捨て去ることができない。資本に反対することが、反テクノロジー、反大量生産の姿勢を維持することを必要としないのであれば、なぜ──メンシュのような反対派が作り出した戯画と同様
初期のウェブを席巻したブラウザ・Netscape Navigatorの開発者で、ベンチャーキャピタル・Andreessen Horowitz(a16z)の創業者でもあるマーク・アンドリーセン氏が、a16zの公式サイトで「テクノオプティミスト宣言」を発表しました。「私たちは騙されています」から始まる散文詩のような声明文には、AIなどの技術の発展こそが人類の暮らしをよりよくするとの展望がつづられており、複数のメディアが賛否両論とともにこの宣言の発表を報じています。 The Techno-Optimist Manifesto | Andreessen Horowitz https://a16z.com/the-techno-optimist-manifesto/ Marc Andreessen’s ‘Techno-Optimist Manifesto’: Prometheus, Nietzsch
本稿は、私がある哲学者に宛てたメールを和訳・要約・加筆修正したものである。 "The accelerationist left"(左派加速主義者)には、テクノロジーが持つ力を高く評価する楽観的な側面と、「なればこそ、それがより良い作用をもたらすようにコントロールしつつ使わねばならない」という慎重な側面があるように思う。 今回のメールは前者の側面に比重を置いた内容である。しかし、その後私の中で「NIPT(新型出生前診断)の急速かつ無秩序な広がりによる『命の選別』」への懸念が高まってきた(下記ツイート参照)。従って、今は後者の側面についても、この時よりも真剣に考えるようになったことを予め付記しておく。 新型出生前診断自体を悪と断じる気は無いですが、障害者本人が指針策定やWG等の会議体に殆ど委員として参加できないまま、非認定施設による無秩序な検査がなし崩し的に広がる現状には憤りを覚えます。 昨日
AIや最新テクノロジーは人の仕事を奪うかもしれない――しかし、それを新たな社会をつくるチャンスと捉えようとする思想が、アメリカのミレニアル世代から生まれてきた。彼らがめざす「素晴らしい新世界」は実現可能なのか? ※本稿は、岡本裕一朗著『アメリカ現代思想の教室』(PHP新書)を一部抜粋・編集したものです。 スルニチェクとウィリアムズの加速主義 10年ほど前までは、資本主義に代わるようなオルタナティブは、ほとんど想定されなかった。2008年にアメリカで金融大崩壊が発生し、社会システムを変えるには最も適したその時期に、左翼の大物であるジジェクは「実行可能である代案が示せない」と告白していた。この2008年に示せなかったら、もう永久に示せないのではないか、と思われたのである。 ところが、最近になって「資本主義以後」が少しずつ描かれるようになった。ポール・メイソン(1960―)が2015年に『ポスト
■はじめに 本記事では、ニック・ランドの2017年のエッセイ「加速主義の拙速な紹介(A Quick-and-Dirty Introduction to Accelerationism)」の日訳を掲載する。原文はWEBマガジン『Jacobite』に2017年5月25日付で掲載された記事に拠る。本記事は、400字程度の「導入」と、5000字程度の「日訳」からなる。「導入」では翻訳者が原文の導入的な内容を記述した(私の読解に即してまとめているので、一つの解釈として批判的な参照をお願い申し上げる)。「日訳」では原文を翻訳した。 ニック・ランドに関する日語文献としては、例えば以下の書籍などを参照のこと。 ・木澤佐登志『ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち』2019年1月 ・木澤佐登志『ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想』2019年5月 ・『
My techno-optimism 2023 Nov 27 See all posts Special thanks to Morgan Beller, Juan Benet, Eli Dourado, Karl Floersch, Sriram Krishnan, Nate Soares, Jaan Tallinn, Vincent Weisser, Balvi volunteers and others for feedback and review. Last month, Marc Andreessen published his "techno-optimist manifesto", arguing for a renewed enthusiasm about technology, and for markets and capitalism as a means of b
AIの研究開発が急速に進む中、AIの安全性を重視するように求める声も目立つようになっています。一方で、テック業界では「テクノロジーを規制せずに技術進歩を無制限に加速するべき」とする思想「効果的加速主義(e/acc)」も広がりつつあります。 This A.I. Subculture’s Motto: Go, Go, Go - The New York Times https://www.nytimes.com/2023/12/10/technology/ai-acceleration.html A New Wave in AI: The Rise of Effective Accelerationism – Cryptopolitan https://www.cryptopolitan.com/a-new-wave-in-ai-the-rise-of-accelerationism/ AIの
人はミスをする。これは当たり前のことだ。 だからミスしないように準備をするし、仮にミスしたとしても、トラブルにならないように防護策を立てておく。人命に関わるような重大なトラブルになるのであれば、対策は何重にもなるだろう。 個人的なミスが、ただ一つの「原因→結果」として重大な事故に直結したなら分かりやすいが、現実としてありえない。ミスを事故に至らしめた連鎖や、それを生み出した背景を無視して、「個人」を糾弾することは公正なのか? 例えば、米国における医療ミスによる死亡者数は、年間40万人以上と推計されている(※1)。イギリスでは年間3万4千人もの患者がヒューマンエラーによって死亡している(※2)。 回避できたにもかかわらず死亡させた原因として、誤診や投薬ミス、手術中の外傷、手術部位の取り違え、輸血ミス、術後合併症など多岐にわたる。数字だけで見るならば、米国の三大死因は、「心疾患」「がん」そして
起業家出身、大統領候補の危惧 2020年にひかえたアメリカ大統領選挙において、民主党から出馬を表明した候補者のひとりにアンドリュー・ヤンという人物がいる。彼は台湾出身の移民二世。政治の経験はないが、一方でシリコンバレーでドットコム企業を立ち上げた過去を持つなど、起業家としての側面を持っている。 そんな大統領候補としてはいささか異彩を放つヤンが掲げる政策案の目玉は、なんといってもユニバーサル・ベーシックインカム(最低所得保障制度)の導入だろう。 ベーシックインカムとは、すべての国民に対して無条件に一定の金額を支給する制度。ヤンは、アメリカのすべての成人に一ヶ月あたり1000ドル(約11万円)を保障する、という大胆な政策案を打ち出している。 とはいえ、ベーシックインカム構想は何も物珍しい考え方ではなく、経済学者ミルトン・フリードマンの「負の所得税」構想など、類似の考え方は経済学の分野でも真剣に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く