これまでの人生を振り返ってそう感じることがある。 一般的な言葉に言い換えれば「ろくに物事を考えていなかった」ということだろうか。よく言えば、過去の自分よりも成長できたということなのかもしれない。中学生の頃の自分は、将来が見えていなかった。高校生の頃の自分は、めざす先が見えていなかった。大学生の頃の自分は、社会が見えていなかったし、社会人になりたての自分は業界が見えていなかった。 もちろん、端的に言っているだけで、その他にも見えていなかったものはたくさんある。とりあえず最たるものを大まかにまとめてしまうと「自分の向かう先」が見えていなかったということなんだけれど、最近では今の自分すら眠っているように感じられることがたまにある。靄がかかっているような気がする。思考はハッキリしている、じゃあ何が足りないのか。きっと情報だ。もっと業界の深部を知る必要がある。端からは見えない人脈を知る必要がある。上