薬局に勤める薬剤師は、研修を受けるなどの要件を満たすと、患者ごとの薬の処方の状況を把握して管理する「かかりつけ薬剤師」になり、調剤報酬を加算して受けることができますが、この研修を受講したときに受け取るシールがインターネット上で売買されていることがNHKの取材で分かりました。厚生労働省は、研修制度の信頼性を揺るがしかねないとして、研修を行う団体に対策を求める通知を出しました。 シールが一定の枚数に達すると認定薬剤師になることができ、さらに、勤務経験の要件などを満たすと、「かかりつけ薬剤師」になることができます。 「かかりつけ薬剤師」は、患者ごとの複数の処方箋を把握して、同じような作用の薬がないか管理することなどで、加算した調剤報酬を受けることができ、国は、患者が安心して薬を服用するために積極的に導入を進めています。 シールは、個人が商品を売買するサイトで、1枚1100円や、30枚余りで1万5