ブックマーク / realsound.jp (29)

  • ゲーム音楽の“皇帝”伊藤賢治が語るイヤホン論 「サガ」シリーズのレジェンドが音響に求めるものとは?

    “イトケン”の愛称で親しまれる伊藤賢治は1990年にスクウェアに入社し、人気RPG「サガ」シリーズの楽曲をはじめ、これまでにさまざまなゲームやアニメ作品に向けて音楽を作ってきた。来年で活動35周年を迎える御大は、同シリーズ最新作『サガ エメラルド ビヨンド』でも辣腕を振るっている。今年10月には1993年に発売された『ロマンシング サガ2』のリメイク作『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』のリリースも決定しており、ますます「サガ」シリーズへの注目が集まっている。 稿では同氏に、中国深センに社を置くカスタムIEM(インイヤーモニター)ブランド「qdc」が展開する2つの有線イヤホン『SUPERIOR(スーペリア)』と『EMPEROR(エンペラー)』そして、Astell&Kernのポータブル USB-DAC『AK HC4』のレビューを行ってもらった。『SUPERIOR』は発売されて以

    ゲーム音楽の“皇帝”伊藤賢治が語るイヤホン論 「サガ」シリーズのレジェンドが音響に求めるものとは?
  • 利き腕を骨折した専業ライターが片手用キーボード『Froggy』で苦境をしのいだ話

    これはキーボードを筆頭とするインターフェイスが大好きなフリーライターの白石が、昨年10月に利き腕を骨折、そこから片手用キーボード『Froggy』により10000字を書いて、骨折中の期間をどうにかしのいだ10月の記録です。当に助かったので、片手でキーボードを打つすべての人にこのキーボードを広めたい……! 自己紹介と悲劇の日 改めて、フリーライターの白石です。RealSoundでは主にテクノロジーやライブ・エンターテインメントにまつわるコラムやインタビューを執筆しています。演劇学科を出てからパソコン専門誌の編集者としてキャリアを始めた経歴もあって、ライターとしてはメディア・アートや舞台芸術、音楽ライブのレポート、MaciPhoneなどのApple製品にまつわる記事などを書くことが多いです。 そんな私が寝ぼけたまま家の近くですっ転んだのは、10月中旬のこと。雨の振り始めた昼過ぎにスロープへ足

    利き腕を骨折した専業ライターが片手用キーボード『Froggy』で苦境をしのいだ話
  • ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで

    今年4月末に公開されて以降、国内興行収入140億円、総動員数が980万人を突破し、日で公開された洋画アニメ作品歴代2位の興行成績を叩き出した映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。さらに全世界興行収入は13億ドル(約2,039億円)を突破し、歴代興行成績の第17位を記録するなど、まさに歴史に残るメガヒットムービーとなっている。原作である任天堂のゲーム「スーパーマリオ」シリーズへのリスペクトとオマージュがふんだんに込められ、大人から子どもまで存分に楽しめる作だが、そのオリジナルサウンドトラックのCD/LPが8〜9月にかけて発売された。 今回は、数々のポップスからアニメ/ゲーム劇伴までを手がけるヒャダインと、「クロノ・トリガー」や「ゼノブレイド」シリーズをはじめ、『マリオパーティ』でも作曲を担当している光田康典による対談をセッティング。たくさんの仕掛けが詰まった『ザ・スーパーマリオ

    ヒャダイン×光田康典『スーパーマリオ』対談 サントラの緻密な仕掛けからゲーム音楽の変遷まで
  • 追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン

    カッコいいヤツだったな。 モデルのようないわゆるイケメンでもないし、俳優のようにスマートでもない。ちょっと背の痩せっぽちで、何だか迂闊なところもある。けれど、あの嗄れた声で歌い出すと途轍もない存在感を発して聴く者を圧倒する。ロードムービーのようにイメージを飛ばしていく歌詞と切れ味抜群のロックンロールは、空気をビリビリと震わせた。それを極上のバンドのフロントで歌うのだ。カッコいいと言うしかない。チバユウスケは、アーティストというより常にバンドマンだった。 揃いのブラックスーツで、パンクでホットなガレージロックを鳴らしたTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(以下、TMGE)、元BLANKEY JET CITYの照井利幸(Ba)とASSFORTのMASATO(Dr)と組んだROSSO、そして骨太かつメロディアスなロックを貫くThe Birthday。どれも最高のライブバンドだ。

    追悼 チバユウスケ TMGE、The Birthday……鮮烈なロックを追求し続けた極上のフロントマン
  • くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”

    くるり、14枚目のアルバム『感覚は道標』(10月4日発売)は、バンド結成時のドラマー・森信行を迎えて、オリジナル編成で制作された作品である。その制作過程を追いかけたバンド初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』 の公開も10月13日に迫る中、リアルサウンドでは前回(※1)に引き続き、くるりと音楽評論家・田中宗一郎による対談をセッティング。メンバー3人での再集結の経緯に始まり、スタジオ選び、サウンドやリズム、楽曲構造、歌詞……など、多方面から『感覚は道標』という作品を捉えていく。(編集部) 偶然と時の流れが実現させた、くるりのオリジナルメンバー再集結 ――今回、どんな経緯によってオリジナルメンバー3人でアルバムを作ることになったのでしょうか? 岸田繁(以下、岸田):今回が初めてじゃなく、これまでも何度か一緒にやっていたんですよ。イベントでリユニオン的にライブに出てもらったり、2回くらいプリ

    くるり×田中宗一郎が語り合う『感覚は道標』が2023年に生まれた意味 オリジナル編成で見出した“原点回帰ではない新しさ”
  • KREVAは全てを受け入れてネバり続けていく “気持ち”を乗せるリリックへの鍛錬、OZROSAURUSとの制作秘話も振り返る

    KREVAが9月8日、“クレバの日”に新曲「Expert」をリリースした。メロディアスなラップに乗せ、聴き手を奮い立たせるような熱量のあるリリックを歌う、KREVAの王道とも言うべき1曲。〈どこに向かうかなんてのは/後でわかるから進め〉というサビのフレーズ、そして曲後半で転調を織り込んだテクニカルな楽曲構成が印象的だ。この曲がどんな風に生まれたのか、そして大きな反響を生んだOZROSAURUS「Players' Player feat. KREVA」の制作秘話、ライブについても語ってもらった。(柴那典) 「カッコ悪くないネバり方をしたい」 ――新曲「Expert」ですが、ここまで言うべきこと、メッセージ性を引き受ける曲をど真ん中で放ってくるのは久しぶりな印象があります。 KREVA:メロディ、フロウと歌詞にちゃんと気持ちがくっついてるものしか乗せたくなくて。言いたいこと、言いたくないことと

    KREVAは全てを受け入れてネバり続けていく “気持ち”を乗せるリリックへの鍛錬、OZROSAURUSとの制作秘話も振り返る
  • 「綺麗事じゃなくて、クソならクソだって言ってくれる」 元自衛官芸人 やす子が語るヒップホップ/ラップ愛

    お笑い芸人のルーツ音楽にスポットを当てた連載「芸人と音楽」。第4弾ではブレイク中の元自衛官芸人・やす子に話を聞いた。ヒップホップやロックなどを好んで聴き、最近は自身でもオリジナル楽曲を制作してSNSに投稿。その絶妙なワードセンスやDTMならではのサウンドが音楽ファンやアーティストの間でも話題になっている。そんなやす子が影響を受けてきた音楽、そして楽曲を制作する上で意識していることなど、熱い音楽愛が伝わるインタビューをお届けする。なお、後日インタビューの模様を収録した動画も公開予定だ。(編集部)【記事最後にプレゼント情報あり】 くるり、RIP SLYMEからFla$hBackS、C.O.S.A.、NF Zesshoまで…様々な音楽に魅了 ーーやす子さんはヒップホップやロックがお好きで、最近ではご自身でも楽曲を制作されていますが、幼少期や学生時代にはどんな音楽を聴いていましたか? やす子:24

    「綺麗事じゃなくて、クソならクソだって言ってくれる」 元自衛官芸人 やす子が語るヒップホップ/ラップ愛
  • ウメハラこと梅原大吾が語る「ウメ散歩」挑戦の裏側 「昔みたいにバカなことができるのか」

    梅原大吾 ――梅原さんが目標として語っている「1万人大会」が実現するとしたら、『スト6』というタイトルになるのではないかと思ってしまいます。中長期的に考えて、実現したいことはありますか? 梅原:まず、『スト5』のときにやっていた初心者大会(Beast Cup)は『スト6』でもやりたいと思います。Beast Cupに磨きをかけて、プレイヤーのキャラクターを引き出す企画をやりたいと考えています。たとえば、格闘ゲームの腕が低ランクというだけで素通りしてしまうのはもったいない。人間的には面白い人はいっぱいいると思うんです。そういう人たちを発掘できたら、より業界にも幅が出るんじゃないかなとワクワクしているので、それはやってみたいですね。 ――それは、元々配信している人気者が『ストリートファイター』に挑戦するという意味ではなく、新たに面白い人を発掘すると言うことですね。 梅原:そうです。配信をしている

    ウメハラこと梅原大吾が語る「ウメ散歩」挑戦の裏側 「昔みたいにバカなことができるのか」
  • メタルは“開かれた音楽”として発展する ポップスやヒップホップなど広範なジャンルへの浸透も

    近年のポピュラー音楽シーンにおけるメタル要素の普及・偏在化 この記事の趣旨は「近年(2010年代終盤〜2020年代以降)のメタル動向の総括」なのだが、それを具体的に述べる前に、読者の方々、特に「メタルは自分とは関係ない」と思っている人に知ってほしいことがある。 ①音楽ジャンルとしてのメタルをあまり聴いていないと思っている人でも、メタル的な音を耳にする機会は実は多い。 ②近年、世界的に大きな支持を得ているカルチャーがメタル由来の意匠を用いることが増えてきているため、メタル的な視覚要素が人目に触れる機会も非常に多い。 まず、①について。例えば、リナ・サワヤマやフィービー・ブリジャーズはインディ〜オルタナ方面の音楽ファンから大きな支持を得ているが、ともにメタルに影響を受けており、いずれもMetallicaのカバーアルバム『The Metallica Blacklist』(2021年)に音源を提供

    メタルは“開かれた音楽”として発展する ポップスやヒップホップなど広範なジャンルへの浸透も
  • くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷 くるりの新作『愛の太陽 EP』が3月1日にリリースされた。映画やドラマのタイアップ曲を中心に、歌に重点を置いた6曲がパッケージされた同作は、岸田繁(Vo/Gt)曰く「全曲普通にいい曲よね」と思える楽曲がEPになるという、くるりとしては珍しいリリース形態。そんな作品性ゆえ、“聴き手に寄り添うくるり”と、“実験精神に溢れたくるり”という二面性に今一度思いを馳せたくなると同時に、特にこの10年のくるりのディスコグラフィと並べて聴いても違った感触を得られるEPと言えるだろう。 今回リアルサウンドでは、くるりの岸田、佐藤征史(Ba)と、初期から彼らの作品を追ってきた音楽評論家・田中宗一郎の鼎談をセッティング。アルバム『天才の愛』(2021年)を経て今作に繋がるモードを紐解いていくうちに

    くるりが田中宗一郎と語り合う、音楽作家として迎えた確かな変化 ポップと実験を往来してきた特異なアティテュードの変遷
  • 『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベルの仕事と時代背景

    『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベル仕事と時代背景 「このバカ犬~!」というセリフから、釘宮理恵の声が再生された人も多いのではないだろうか。オタク界に空前の“ツンデレブーム”を巻き起こした、2000年代のライトノベルの金字塔といえば『ゼロの使い魔』である。そのキャラクターデザインと挿絵を手掛けたのがイラストレーターの兎塚エイジだ。 兎塚は18年に渡って、美少女ゲームからライトノベル、そしてスマホゲームまで多岐にわたるイラストを第一線で描いてきた。日のサブカルチャーやイラストゲーム文化が大きく発展してきた2000年以降を、兎塚はどう見てきたのか。単独インタビューを敢行し、その歴史を紐解いてみた。 ライトノベル仕事から『ゼロの使い魔』誕生まで ――兎塚先生が初めてライトノベルイラストを手掛けたのは、何という作品でしょうか。

    『ゼロの使い魔』『異世界はスマートフォンとともに。』兎塚エイジが語る、 2000年代のライトノベルの仕事と時代背景
  • 世界一のYouTuber、日本移住を決断したのは「ピークに達したから」 それでも動画投稿を続ける秘訣とは

    個人で世界一の登録者数を誇る「PewDiePie」(チャンネル登録者数 1.11億人)が、なぜこれまでYouTubeを辞めなかったのか、その想いを語る動画を投稿した。該当の動画は、2022年9月14日公開の「Why I didnt quit」だ。世界のトップYouTuberが何を語るのか、非常に興味深いので、今回ぜひ紹介したい。 PewDiePieことフェーリックス・アルヴィッド・ウルフ・シェルベリは、スウェーデン出身.1989年10月生まれの33歳男性。ホラーやアクションゲームの実況動画で名を馳せた彼だが、最近では、画像や動画などのおもしろいコンテンツを紹介する動画が主流となっている。そして驚くことに、2022年5月、急遽ロンドンから日移住したことを発表した。今では、日の観光施設や飲店などを訪れる動画も投稿している。2010年10月にYouTubeへ動画を投稿して以降、現在に至る

    世界一のYouTuber、日本移住を決断したのは「ピークに達したから」 それでも動画投稿を続ける秘訣とは
  • K DUB SHINEが語る、ヒップホップの歴史と今のシーンに足りないもの

    ――今のラッパーでは? K DUB これは賛否両論だけど、KREVAの曲にはストリートを感じない。ラップはうまいし、J-Popの中でのラップミュージックとしては昇華できてるけど、ヒップホップのソウルは感じない。っていうと、宇多丸とかが「なんであのよさが分からないんだ?」ってすげぇ言ってきて、ケンカになるんだけど。まあ好き嫌いだろうね。 ――けど、KREVAさんはK DUBさんの曲を聞いていると思いますよ。フリースタイルでも「まだ見たこともない動き編み出す これはK DUB SHINE」とかラインも使っていましたし。 K DUB 昔、KICK THE CAN CREWは、KING GIDDRAを聞いて韻の踏み方を学んだって言っていた。LITTLEは直接会って「リスペクトしてる」と。作風見ていれば、ライミングの原則を守っているのもわかる。KREVAもスキルはあるし、フリースタイルバトルから出て

    K DUB SHINEが語る、ヒップホップの歴史と今のシーンに足りないもの
  • 島村楽器が自分で組み立てられる「簡易防音室」を発売したわけ 個室空間と遮音性へのこだわり

    コロナ禍により、簡易的な防音室や駅中のリモートボックス、娯楽施設のソロワークプランなど、社会における「ひとり空間」が求められその需要は高まっている。特集では、ひとりひとりに合わせた空間を提供し、サービスや製品を販売している企業に、今後の社会における「ひとり空間」の重要性についてインタビューしていく。 今回は、2021年12月に発売した簡易防音室「S-OTODASU Ⅱ LIGHT」(以下、OTODASUⅡ)について、開発に携わった島村楽器へインタビュー。楽器のスペシャリストが手掛ける個室の防音室は、どんな工夫が施されているのか。誕生の経緯や楽器店がうみだす「ひとり空間」へのこだわりなどについて、島村楽器株式会社 防音営業課マネージャー(開発当時)・佐土原和久氏、防音営業課の渡辺 拓氏に話を聞いた。(リアルサウンドテック編集部) 防音室で様々な「ひとり」需要に応えるための開発秘話 ――簡易

    島村楽器が自分で組み立てられる「簡易防音室」を発売したわけ 個室空間と遮音性へのこだわり
  • コーサカ(MonsterZ MATE)と考える、VTuberの“シーンとカルチャー”

    『Talk About Virtual Talent』第四回:コーサカ(MonsterZ MATE) 2022.03.31 12:00 バーチャルYouTuber(VTuber)をはじめとする、“バーチャルタレント”シーンを様々な視点から見ているクリエイター・文化人に話を聞く連載『Talk About Virtual Talent』。第四回には、MonsterZ MATEのコーサカに登場してもらった。 音楽も発信するVTuberとして、シーンの黎明期から活躍してきたコーサカが、現在のVTuberシーンに思うこととは。「VTuber音楽」や「VTuberというカルチャー」といったテーマに加え、ここ数年で自分たちの活動に起こった変化などを語ってもらった。 連載「Talk About Virtual Talent」バックナンバーはこちら ■コーサカ(MonsterZ MATE) 最近TRPG

    コーサカ(MonsterZ MATE)と考える、VTuberの“シーンとカルチャー”
  • EXILE MAKIDAI 新連載「EXILE MUSIC HISTORY」第1回:サウンドエンジニア D.O.I.と振り返る、EXILEサウンドの進化

    EXILE MAKIDAI 新連載「EXILE MUSIC HISTORY」第1回:サウンドエンジニア D.O.I.と振り返る、EXILEサウンドの進化 EXILE MAKIDAIによる「EXILE MUSIC HISTORY」は、EXILEが2021年9月にデビュー20周年を迎えることを受けて、その音楽的な進化の軌跡を振り返る新連載だ。 最新のストリートカルチャーやダンスミュージックのエッセンスを、メロディアスで口ずさみやすいJ-POPに注入し、ダンスパフォーマンスによる視覚的な表現を掛け合わせることで、日音楽シーンに一時代を築いてきたEXILE。そのクリエイションには一体どんなイノベーションがあったのだろうか。日音楽シーンを代表するクリエイターたちの肉声に、MAKIDAIが迫る。 第1回のゲストは、90年代のジャパニーズ・ヒップホップシーンで頭角を現し、いまや国内のダンスミュー

    EXILE MAKIDAI 新連載「EXILE MUSIC HISTORY」第1回:サウンドエンジニア D.O.I.と振り返る、EXILEサウンドの進化
    carloshakamad
    carloshakamad 2022/03/25
    ”音楽の好みは千差万別ですし、全員が良いと思うミックスはたぶんありません。「3割ぐらいの人がいいって言ったら大ヒットだ」と言われているくらい。”
  • 「TikTokで本の売り上げが変わる時代」マンガと小説ではどう違う? 書店員はなに聞く、動画と書店現場の関係

    TikTok発でが売れる」という記事が大量に書かれるようになった。 だが、どんなジャンルが刺さりやすいのか、新曲のプロモーションを兼ねたチャレンジと紹介とでは反響に違いがあるのか、小説とマンガでは売れ方に違いはあるのか、もっと影響力を拡大させるにあたっての課題はなんなのか――。 全国展開する書店チェーンの部に勤務しながらTikTokにコンスタントにマンガ紹介を投稿し、10万以上のフォロワーを有する「書店員はな」氏に、マンガを中心に動画と書店現場との関係を訊いた。 「ジャンルやタイトルの強さ以上に、年齢にかなり左右される」 書店員はな氏 TikTokを紹介するクリエイターたちの投稿動画に付くいいね数を眺めると、明らかに傾向がある。 筆者の印象では「タイトルの強さ」×「紹介のうまさ」×「ユーザーの好み」の掛け算で動画の反響が決まっているように見える。 「タイトルの強さ」は知名度だ。

    「TikTokで本の売り上げが変わる時代」マンガと小説ではどう違う? 書店員はなに聞く、動画と書店現場の関係
  • 『女の園の星』和山やまが語る、独自の作風が生まれるまで 「ギャグ漫画はローテンションでもいいと気づいた」

    デビュー作『夢中さ、きみに。』(KADOKAWA)が「このマンガがすごい!2020」オンナ編で第2位に輝いた気鋭の漫画家・和山やま。端正な絵柄と静かなテンション、キャラクターのミクロな動作や心の機微にフォーカスすることで生まれる独自のギャグが、多くの漫画ファンを文字通り夢中にさせている。 2020年2月からはFEEL YOUNGで、初連載作品となる『女の園の星』がスタート。女子校に勤める男性教師・星先生の日常を描いた今作も、すでに多くの注目を集めている。『女の園の星』の世界観がいかに生まれたかを中心に、その創作について話を伺った。(満島エリオ) 恋愛ものを描くのに照れがあった 和山やま『女の園の星』(祥伝社フィールコミックス) ――和山さんが漫画を描き始めたきっかけをお聞かせください。 和山:高校三年生の頃にBL漫画を読んでから、遊びでBL漫画もどきを描くようになりました。そこから進路に迷

    『女の園の星』和山やまが語る、独自の作風が生まれるまで 「ギャグ漫画はローテンションでもいいと気づいた」
  • くるり、『天才の愛』での“ひらめきと探求” 「0から1に生み出されたものがどこまで飛べるのか」

    世にも不思議な音が鳴っている。形容しがたく、それでいて快感を伴う魅惑的な響き。ジャズやプログレッシブ、パワーポップやラテン音楽など、作から音楽的要素を見出すことは容易だが、サウンドの質感はことごとく未知。このアルバムは、音そのものが魔法なのである。 前作『ソングライン』から2年7カ月ぶりに届けられる、くるりの13作目のフルアルバム『天才の愛』。取材後の雑談で岸田繁は、「『THE PIER』以来の勝負に出た作品」とこぼしていたが、冒険心溢れる音の数々はまさしくそれに通ずるものである。長い時間をかけて作られたという作は、きっと2人にとっても新鮮な響きをもたらしたアルバムに違いない。 作に収録された楽曲のほとんどが、ゴミのようなアイデアから生まれたものだという。つまり、来は捨てられていたかもしれないタネを育むことで完成されたアルバムだ。価値なきものに命を吹き込む探究心と遊び心、通奏低音は

    くるり、『天才の愛』での“ひらめきと探求” 「0から1に生み出されたものがどこまで飛べるのか」
  • ザ・クロマニヨンズ、真心ブラザーズ、SOLEIL…… 今、モノラルミックス作品が生まれる理由

    音楽作品の中には、時々「モノラル」であることをうたってリリースされるものがある。一般的な録音作品はLとRの2チャンネルを使う「ステレオ」で制作されるが、これに対し、左右のチャンネルを分けない手法をモノラルミックスと呼ぶ。つまりスピーカーやヘッドフォンの左右からまったく同じ音が鳴らされることになり、音の分離や立体感、臨場感において不利であるとされている。 「高解像度」と並ぶほどに「音の分離」が絶対正義とされるハイレゾ時代の世の中で、なぜわざわざモノラルミックスで作品をリリースする必要があるのだろうか。 モノラルで作品を作るアーティストたち 国内のアーティストで言えば、モノラルのイメージが最も強いのはザ・クロマニヨンズだろう。一部ステレオで制作された作品もあるが、これまでにリリースされている13作のスタジオアルバムのほぼすべてがモノラルでミックスされている。アルバムジャケットにはご丁寧にも「m

    ザ・クロマニヨンズ、真心ブラザーズ、SOLEIL…… 今、モノラルミックス作品が生まれる理由