「世界一の美女になるダイエット」のメッセージは、シンプルかつパワフルだ。 曰く、「あなたは、あなたが食べたものでできている」。だから、美女になるためには、美女になるような食事をしなさいという。「ダイエット=減量」を信じ、修行僧のような禁欲的な食事をしている人には、まさに目ウロコだろう。「これを食べたら美しくなれるか?」と自問することで、栄養について学ぶのだ。 「いま口にしたものが、10年後のあなたを決める」とか、「肌はあなたの内臓そのもの」といった、ドキっとさせられる(けど正論な)寸鉄と、ダークチョコレートやアーモンドを活用せよという具体的なアドバイスが詰まっている。世界一の美女をめざすならともかく、全部を実行するのはムリというもの。できそうなことだけを取り入れればよいかと。 例えば、「白いもの」は避けなさいという。要するに精製されたものを指し、白砂糖だけでなく、白米や白いパンも含まれる。