今から一年と少し前、「Toshihiko Goldilocks, Bear come back?」というエントリーをアップした。詳しくはそちらをご覧頂くとして、そのときは「Bear」は帰ってこなくて、一時的なベア(Bear)マーケット、つまり熊の幻影であった。昨夜、米雇用統計が悪化した。これが超大型の熊(super big bear=本格的な景気後退)がやって来る予兆ではなければいいのだが…。 Goldilocksの童話は、少女が熊さんの家で食事を食い散らかし、熊さんが帰ってきてさあ大変、というストーリー(色々なバージョンがあるらしい)である。好き勝手に量を増やし、勝手に量から出ていった「福井日銀」は、童話に似て政策ロジックを食い散らかしていった感が強い。あれ(量の解除)から一年半、そろそろ熊が帰ってきてもおかしくない時期なのだが、この米雇用統計の悪化は熊の足音っぽい感じがする。 問題は、