東京・秋葉原の無差別殺傷事件が社会を震撼(しんかん)させて間もない12日、インターネット掲示板に無差別殺人の予告を書き込んだとして、威力業務妨害の罪に問われた男性被告(42)の初公判を東京地裁で傍聴した。 起訴状によると、被告は平成20年4月11日午後3時10分ごろ、秋田県能代市の携帯電話販売店で、お試し用の携帯電話を使い、インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「○○(女優の名前)が謝罪会見を開かなければ、東京都新宿区の小学校に通う児童を無差別に殺害する」という内容のことを書き込み、小学校に通う児童に集団下校を余儀なくさせた。罪状認否で被告は起訴事実を認めた。 メガネをかけた被告は半袖のポロシャツに黒のパンツ姿。被告人質問の受け答えはしっかりしていた。 検察側の冒頭陳述などによると、被告は昭和61年に自殺したアイドル歌手、岡田有希子さんのファンで、2ちゃんねるに「自殺の原因は○○にあるから