NHK新人落語大賞を受賞しポーズを取る笑福亭羽光さん。笑顔でないのは「策をめぐらし疲れ果ててたから」=2020年11月2日、東京都千代田区のイイノホールで油井雅和撮影 23日放送されたNHK新人落語大賞で見事に大賞を受賞した笑福亭羽光(うこう)さん(48)。新人にしては遅咲き、鶴光門下で「東京で活動する上方落語」、そして今回唯一の自作の新作「ペラペラ王国」は、審査員にもお客さんにも「ファンファンファンファン」というフレーズを強烈にアピールした。羽光さんとはどんな落語家なのか。ご本人にうかがった。【油井雅和】 --お客さんも年齢層高めで若い人がほとんどいなかったのに、メタ構造で回想シーンに切り替わる時の「ファンファンファンファン」が最後まで頭に残りました。