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論と*資料とscienceに関するch1248のブックマーク (476)

  • 「放射能」は誰にもうつらない 「放射線」「放射性物質」について正しく理解するために

    福島原発事故から6年。あらためて、「放射能ってうつるの?」「放射線と放射能の違いって何?」などの疑問に、きちんと答えられる人はどれくらいいるでしょうか。 ということで、こどもにも分かる言葉で分かりやすく解説します。 放射能ってうつるの? まずはこちらをごらんください。 A君は太陽の光を浴びました。とてもとてもまぶしかったそうです。さて、翌日A君を見たB君は「A君、お前まぶしいな!」なんて感じるでしょうか。「日光がうつる!」なんてことがあるでしょうか。そんなことはありませんよね。太陽を見るとまぶしいですが、A君を見てもまぶしくありません。 実はこれと同じことが放射線でも言えます。 A君は放射線を浴びました。放射線を浴びることを被ばくと言います。翌日B君はA君に会っただけで被ばくするのでしょうか。そんなことはありません。 太陽は光を出しますが、人間は光を出しませんよね。放射性物質は放射線を出し

    「放射能」は誰にもうつらない 「放射線」「放射性物質」について正しく理解するために
  • ポカポカフレンズ | COMPLEX CAT

    体調崩して以来どんどん体重が落ちるばかりだった。年齢もあって、筋肉も落ちていくので致し方ない部分もあるのだが、ここ一番、病気で危機に陥った時には、余剰の脂肪蓄積はとても重要だなと思っている。彼の場合、数年前に危機に陥った時には、一挙に体重から2㎏近くが消失していた。

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  • 菊池誠はどうしてこうなった

    菊池誠という人がいて、一時はてな論壇においてそれなりの存在感を放っていた。 現在では一山いくらのネトウヨおじさん程度にしか認識していない人もいる。もはや過去の人であると断ずる向きもあるだろう。 しかしながら、彼について再考することで、論壇で今も跋扈する科学対非科学という対立軸を新たに捉え直す機会を持てる気がする。 というわけで彼の言説とその評価の変遷を追っていきたい。 菊池誠とは何をしていた人なのか。2000年代後半。ニセ科学批判という社会運動が産声を上げた。 これは、自然科学に関する嘘をエビデンス棍棒で殴打するというシンプルかつ大変に社会的意義のある運動で、その倫理的な正しさからはてな市井で好評を博した。 この運動には様々な人が加わり、皆それぞれの専門分野に関する多種多様な嘘デタラメを殴り倒していた。 また専門分野のない人は、非専門分野に関する言説の妥当性をいかに評価すべきかということに

    菊池誠はどうしてこうなった
  • 現役工学系教授からみた日本の大学の惨状

    次の記事が話題になっているから、勢いで書いてみる。あまり推敲はしていない。 英科学雑誌 日の科学研究の失速を指摘 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010921091000.html 40代。国立大学工学系の教授。 30代に成した業績が評価されて、30代後半には学部でもっとも若くして教授になったくらいだから、自分で言うのもなんだけど、優秀な部類だと思う。 いや、優秀だったと、過去形で書くべきか。 この日の科学研究の失速は、なるべくしてなったものだ。 なによりも重要な「研究時間」の減少がひどすぎて目も当てられない。 僕自身の論文生産性も低下の一方で、今後、以前のようにまた増えるなんてことは、まったく想像できない。 natureで言われている研究費減少の影響も大きいが、まずは研究時間が無いことにはどうにもならない。 そして、意外と大事な

  • 機械学習をやると、AIより人間の方が詳しくなる現象 - bohemia日記

    こんにちは。ぼへみあです。 機械学習がすっかりブームになって、仕事趣味でディープラーニングを使ったことがある人が増えていると思います。 特に画像分野でディープラーニングは成果を上げているので、特定のものを判別・識別するといった事例が多いかと思います。 そうした画像系のディープラーニング経験者なら経験する現象があります。 それは、 「その分野について、作ったAIよりも自分が詳しくなる」 という現象です。 おそ松さん見分けの第一人者になってしまった 以前取り組んだおそ松さんの6つ子をディープラーニングで見分けるネタでは、学習用データセットの作成のために、自力で5000枚以上のおそ松さんたちを見分ける作業を行いました。その結果、アニメを見ても、これは何松だ、と判断できるようになってしまいました。当時はおそ松さんを見分ける能力は誰にも負けない自信がありました。 なぜか学会でおそ松さんの話をする機

    機械学習をやると、AIより人間の方が詳しくなる現象 - bohemia日記
  • ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生

    生物考古学の発展 縄文時代や江戸時代など、過去の人びとの暮らしや生死を明らかにする研究分野というと、多くの方々は考古学や歴史学を思い浮かべるのではないでしょうか。そうした分野に加えて、生物考古学 (bioarchaeology)という研究分野があります。遺跡から出土した人骨や動物骨の形態を調べたり、DNAを分析したり、化学分析を実施したりなど、生物学や地球化学の手法を主に利用して、当時の人びとの生死、性、健康状態、集団構造など、考古学や歴史学上の研究課題に答えようとする分野です。 生物考古学の特徴のひとつは、そのアプローチの多様さです。ほかの分野の最先端の分析手法によって得られた知見を、考古学や文献史学の情報と組み合わせることで、従来の研究よりずっと鮮やかに、多方面から、過去の人びとの生き様を復元できるようになります。 今回、私たちは、同位体分析という手法を適用することにより、江戸時代の

    ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生
  • 炭水化物は太らない - AthleteBody.jp

    低炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットと呼ばれるダイエット法が流行って長くなります。 「炭水化物=太る」であったり、「減量=炭水化物カット」というぼんやりしたイメージだけが広く浸透してしまっているようにも見えますが、当に炭水化物は太るのか? 減量時の炭水化物との付き合い方を考えるにあたって、参考になりそうな研究をいくつかご紹介していきます。 炭水化物とは? このサイト上では基的に「炭水化物」という言葉を使っていますが、よく似た文脈で「糖質」や「糖類」という言葉も一般的に使われます。この記事を読み進めるのに必要な言葉をサッと確認しておきたいと思います。 糖類から順番に見ていきましょう。十分にご存知の方はスルーされてください。 単糖 糖は複数の「分子」がくっついてできています。なにもくっついていない状態で分子単体の物を「単糖」と言い、私たちの生活では主に以下の2種類が出てきます。 ブド

    炭水化物は太らない - AthleteBody.jp
  • 謹賀新年研究者の皆様へ

    2017.01.09 さて、昨年末、細かいことはよいから科学技術振興予算をもっと増やしてほしいという要望をいただきました。 研究者の皆様の中に、科学技術振興予算をもっと増やせるという幻想を抱いている方がいらっしゃったら、年明け早々にも現実を直視していただきたいと思います。 科学技術振興予算は今後、増えません。 だから現在の予算をいかに効率的に使うか、あるいは成果を生まない大型プロジェクトをつぶしてほかのことに振り替えるか、または成果を生まない研究者の予算をほかに振り替えるかしなければなりません。 なぜ科学技術振興予算がこれから増えないのか。 平成28年度の当初予算を平成2年度の当初予算と比較してみます。 なぜ、平成2年度かといえば、平成2年度が赤字国債を出さずに当初予算を組めた最後の年だからです。 単位は兆円です。 H2 H28 伸び率 税収 58.0 57.6 99.3% その他 2.6

    謹賀新年研究者の皆様へ
  • 外部被ばく線量...政府推計は「4倍過大」 避難・除染の根拠:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

    福島医大放射線健康管理学講座の宮崎真助手(47)らの研究グループは、伊達市の実施したガラスバッジ(個人線量計)による外部被ばく線量測定の実測値と、市民が住む場所の空間線量との関係を調べた結果、外部被ばく線量は空間線量の約0.15倍だったとする論文をまとめた。8日までに、英国の放射線防護の専門誌に発表した。 政府は遮蔽(しゃへい)などの被ばく低減効果を考慮して、「外部被ばく線量は空間線量の0.6倍」との仮定を用いて空間線量から個人の外部被ばく線量を推計。この仮定に基づく空間線量の値を、避難の区分や除染を行う場所を決める根拠としてきた。政府の推計は、実測よりも過大と指摘する研究は既にあったが、論文は大規模な実測結果の解析を基に4倍程度過大であることを具体的に示した形だ。 分析したのは、伊達市が市民を対象に行った個人線量測定の結果と、市民が住む場所に対応した航空機測定による空間線量の値。2011

    外部被ばく線量...政府推計は「4倍過大」 避難・除染の根拠:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
  • 脳や神経がないのに迷路を解き、融合することで記憶を共有する黄色いスライム「モジホコリ」の不思議な力

    By i- saint 落ち葉や朽ち木の表面などに生息する黄色い色をした菌の一種「モジホコリ」は、人間などに備わっている「脳」を持たないにもかかわらず、高度な知能に匹敵するような判断力や記憶力が備わっていることがわかってきています。 The Brainless Slime That Can Learn By Fusing - The Atlantic https://www.theatlantic.com/science/archive/2016/12/the-brainless-slime-that-can-learn-by-fusing/511295/ モジホコリは日陰で湿潤な環境を好む菌で、目に見えている全体が1つの細胞である多核体の単細胞生物です。細胞を形成する原形質が移動する原形質流動を行うことで、元あった場所から別の場所へと移動できる性質が備わっています。 By Ken 単細胞

    脳や神経がないのに迷路を解き、融合することで記憶を共有する黄色いスライム「モジホコリ」の不思議な力
  • ダークマター存在せず? - 「エントロピック重力理論」と観測データが一致

    ライデン天文台(オランダ)の天文学者マーゴット・ブラウワー氏らの研究チームは、宇宙における重力分布の測定データを分析し、「エントロピック重力理論(ヴァーリンデ理論)」と一致する結果を得たと報告した。エントロピック重力理論は、2010年にアムステルダム大学の理論物理学者エリック・ヴァーリンデ教授が発表した重力についての新理論。重力とは「電磁気力」「強い力」「弱い力」と並ぶ自然の基的な力ではなく、実は「見かけの現象」に過ぎないとする理論であり、発表当時、物議を醸した。この理論に立つと、宇宙の全質量・エネルギーの約27%を占めるとされる目に見えない未確認の重力源「暗黒物質(ダークマター)」を想定しなくても良くなる点も注目されている。ブラウワー氏らの研究論文は「英国王立天文学会月報」に掲載された。 研究チームは今回、3万3000個超の銀河の周囲での重力分布を測定し、それらのデータがヴァーリンデ理

    ダークマター存在せず? - 「エントロピック重力理論」と観測データが一致
    ch1248
    ch1248 2016/12/23
    重力を基本的な力と捉えない理論があるのか。
  • 増殖する外来生物と在来生物の「交雑種」 放置し続けてもいい問題なのか?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース

    今までその国に存在しなかった生物が何らかの手段で侵入し、在来種を駆逐してしまうケースを紹介してきました。さらに外来種が在来種と交尾をして、新たなる「交雑種」を作り出してしまうという生態リスクが報告されています。 水産物や農作物の収穫や人間に直接、危害を与えるもの以外は、重要視されないこともありますが、研究者の間で懸念されている問題について、国立環境研究所・侵入生物研究チームの五箇公一さんが解説します。 外来生物がもたらす生態リスクのひとつに「種間交雑」があります。外来生物と在来生物が交尾をして、雑種をつくるという現象です。例えば、1940年代に用として中国から導入されたハクレンやソウギョといった大型魚に混じって、タイリクバラタナゴという小型の魚も持ち込まれましたが、日各地の湖沼に定着して、日在来のニッポンバラタナゴという近縁種との交雑が進み、日の純粋なニッポンバラタナゴが、雑種に置

    増殖する外来生物と在来生物の「交雑種」 放置し続けてもいい問題なのか?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース
  • 疑似科学批判批判の話、および「Xは科学的に正しい」は「Xを支持する」という意味ではないよね、という話。 - 小学校笑いぐさ日記

    「言及してない批判」。 えーっと、こういう状況だと理解しているのですが。 ↓ ↓ ……どうなんですかね。 (そもそも問題の発端は、AKB欅坂46の「ナチっぽい衣装」らしくてよくわからないのですがそこまで話を遡って追う気力はないです) もちろん、私自身は、歴史修正主義批判の方を含め、疑似科学と戦うあらゆる方々を心から応援するのですが。 しかし、どの分野であれ、疑似科学(歴史修正主義含む)を腰を据えて批判するには、その分野の専門家であることが必要になってくると思うのです。 ……疑似科学を「支持する」ことには、なーんにも専門知識はいらないのですよ。 疑似科学は、まっとうな学術的根拠、専門知よりも、「自分が納得できるか」=「自分にとって気持ちいい結論であるか」を重視するので。 しかし、だからこそ、それに対抗する側には専門知が重要なのでは。 そりゃまあ、例えばホロコースト否定論や反相対論がトンデモで

    疑似科学批判批判の話、および「Xは科学的に正しい」は「Xを支持する」という意味ではないよね、という話。 - 小学校笑いぐさ日記
  • 科学リテラシーを育てる〜Z会の“挑戦”を聞く(1) | FOOCOM.NET

    今年4月、通信教育で有名な(株)Z会から、取材の依頼が来た。中高生向けの情報誌で、「『科学的』ってどういうこと?」というタイトルで特集を組みたいと考えている。品や健康情報の問題点、情報の受け手側が持っておくべき知識、心がまえなどについて話を聞きたい……。 Z会といえば、教材が難しいことで有名。「東大・京大を目指すならZ会。」と言われている。そのZ会が、受験とはまったく関係ない健康情報について聞きたい? 驚いた。取材を受けた時にもいろいろ驚いた。できあがった情報誌を送ってもらって、仰天した。 たとえば血液型やゲーム脳、超能力などについて、どう考えるか。疑似科学のなにが問題なのか。人が、あやしい科学情報を信じてしまう心理は、どのようなものなのか。とても面白くて考えさせる、真っ向勝負の「読み物」になっていた。 大人相手の情報誌でも、こんなにしっかりした内容のものはたぶんない。なにせ、中高生に「

    科学リテラシーを育てる〜Z会の“挑戦”を聞く(1) | FOOCOM.NET
  • 「低栄養にはたんぱく質」というアドバイスは適切か

    平川 あずさ 2016年10月27日 木曜日 キーワード:栄養 ●「ちゃんとべているつもり」なのに低栄養 最近、「低栄養」という言葉をよく耳にするが、正確に理解されていないように感ずる。普通は低栄養といわれたら、途上国の貧困や紛争などでべられない状態からくる「栄養不足=低栄養」をイメージするのではないだろうか。あるいは、戦時中や戦後のお芋しかべられなかった時代を思い出す高齢者も多かろう。 先日、あるところでお目にかかったAさんも、ご自分が「低栄養」だといわれて、貧乏人と見なされたようで、恥をかいた気分になったと、小さな声で告白した。気分を害したとともに、「ちゃんとべているのに低栄養ってどうして?」と疑問を抱いたという。 Aさんは現在ネコと二人暮らしをしている84歳の女性である。風邪をこじらして、近所の病院で血液検査を受けた際に「低栄養」だと診断された※1。「十分な栄養をとって、水分

    「低栄養にはたんぱく質」というアドバイスは適切か
    ch1248
    ch1248 2016/10/29
  • THE PAGE(ザ・ページ) | 気になるニュースをわかりやすく

    いつも「THE PAGE」をご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたウェブサイト(https://thepage.jp)は2018年10月1日をもってサービス終了しました。 THE PAGEの最新の記事は、Yahoo!ニュースの「THE PAGE」掲載ページでご覧いただけます。 ・Yahoo!ニュースの「THE PAGE」掲載ページ(https://headlines.yahoo.co.jp/list/?m=wordleaf) 今後も「THE PAGE」の記事をご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

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  • ホメオパシーの問題とイケダハヤトさんの問題 - Interdisciplinary

    先日書いた記事で、プロブロガーのイケダハヤトさんが、ホメオパシーレメディに効果があるかのように記事で紹介なさった、という事を採り上げました。 interdisciplinary.hateblo.jp この、イケダハヤトさん周りの議論関連で、バズフィード・ジャパンに記事が上がりました。 https://www.buzzfeed.com/satoruishido/homeopathy-mondai(『繰り返されるホメオパシー騒動と「ニセ科学」 当の問題はどこに?』) 記者は石戸諭さんで、内科医のNATROMさんのコメントも紹介しつつ、ホメオパシーについての問題点を洗い出しています。 そして、こういった流れを受けてのイケダハヤトさんの反応は、以下のようなものでした。 ホメオパシーの問題点は「既存の医療を全否定して、(特にこどもの)医療機会が奪われる」ところにあるんだろうけど、ぼくは違うからなぁ

    ホメオパシーの問題とイケダハヤトさんの問題 - Interdisciplinary
  • イケダハヤトさんのホメオパシー紹介記事について - Interdisciplinary

    プロブロガーのイケダハヤトさんが、次のような記事を上げておられました。 www.ikedahayato.com これは、虫刺されや蕁麻疹などが、ホメオパシーで治るらしい、と紹介している記事です。イケダハヤトさんは自ら試してはおられないようですが、twitter上のつぶやきにある、それが効いたという体験談にリンクしてあります。 こちらで紹介されているホメオパシーというのは、18世紀末の医師であるハーネマンを源流とする療法で、同種の法則などの原理に基づいて構築されています。それは、何らかの症状をもたらす物質は、その症状を無くすためにも用いる事が出来る、というような考え方で、治療には、物質を水やアルコールで薄めて(希釈)よく振った(振盪)物を与えます。その薄めた物を、ホメオパシー・レメディ(以下、単にレメディと表現します)と呼びます。レメディは、砂糖玉に染み込ませるなどして与えます。狭い意味では

    イケダハヤトさんのホメオパシー紹介記事について - Interdisciplinary
  • あなたの思う福島はどんな福島ですか?――ニセ科学とデマの検証に向けて/林智裕 - SYNODOS

    福島第一原発事故の被害が伝えられる際には、客観的な根拠や現地の一般の人々の声以上に、政治的な思惑や社会的な影響力が強い人たちの「大きな声」ばかりが目立ちました。このことが情報を錯綜させ、福島に対しての誤解や支援のミスマッチによる復興の遅れ、風評被害などを拡大させてきたと言えます。 今回の記事では、そのような「大きな声」の一部を具体例として集めました。 目的としているのは、これらの事実を事実として、当時の空気感と共に記録に残すことです。震災と原発事故がとくに報道や伝達の段階において、どのような被害を実際にもたらし、なぜそのような事態が起こってしまったのか、それを考察するための記録資料として残すためです。具体的な記録を残すために実例を用いますが、一つひとつの事例をもって特定の人物や団体を非難することが目的ではありません。 なお、これらの「大きな声」はいわゆるノイジーマイノリティであって、震災後

    あなたの思う福島はどんな福島ですか?――ニセ科学とデマの検証に向けて/林智裕 - SYNODOS
  • 『タングステンおじさん』化学にのめり込んだ、少年時代のオリバー・サックス - HONZ

    稀代の書き手であったオリバー・サックスが亡くなって1年(8月30日が命日)。『タングステンおじさん』は、2001年に単行として刊行され、このたび文庫化された作品ですが、私は単行を読んでいなかったので、この文庫版を手に取りました。だって、なんて魅力的なタイトルなのでしょう!(うかつにも読んでなかったわたし…) すこし回想めきますが、私がオリバー・サックスという名前を意識するようになったのは、今から22年前、The New Yorkerに、An Anthropologist on Mars (火星の人類学者)という記事が掲載されたときのことでした。自閉症の動物学者テンプル・グランディンに取材したこの作品を引き込まれるように読んだ私は、これはすごい書き手だ! と思い、それ以来、サックスの記事が載るのを楽しみにするようになりました。 実はこの「火星の人類学者」は、のちに映画化される『レナードの

    『タングステンおじさん』化学にのめり込んだ、少年時代のオリバー・サックス - HONZ