受験生を呼び込むため、京都、滋賀の大学が、オープンキャンパスに知恵を絞っている。開催日の拡大や遠隔地への無料バスの運行、祇園祭見学などユニークなイベント企画に取り組む。18歳人口の減少で受験生集めはますます厳しくなっており、各大学ともアピールに懸命だ。 京都市上京区の平安女学院大京都キャンパスで13日、今年5回目のオープンキャンパスが開かれた。祇園祭を題材にした模擬講義や学生との懇談など多彩な行事が盛り込まれた。 オープンキャンパスの開催は夏休みが一般的だが、近年は春や秋に開くケースも多くなっている。同大学は11月を除く3〜12月に毎月開いており、広報チームの吉田健一スーパーバイザーは「受験生がキャンパスに足を運びやすくしている。繰り返し来てもらい、私たちの大学を深く知ってほしい」と期待する。 他の大学では、京都以外をターゲットにした取り組みが目立つ。多くの大学が中部や中国、四国の主