どちらかといえば堅実ともいえる製品ラインナップをそろえる老舗イタリアンブランド「ジオス」だが、2014年のコレクションは意欲的だ。 上位グレードのカーボンバイクに2機種を新たに投入、なかでも軽さと快適性を両立させたエンデュランス志向のモデルが「トルナード」だ。 乗り心地を高めるために薄く成型されたシートステーが目を引く「トルナード」のフレームワークだが、快適性の追求はジオメトリーにも表れている。 チェーンステー長を412mmまで伸ばしたロングホイールベース設計は、路面からの突き上げ感を緩和すると同時に低重心化をもたらし、安定性に優れる走りをねらっている。 こうした設計をベースに運動性能を高める上下異径ヘッドチューブやプレスフィット式のハンガーシェルを組み合わせ、さらに電動コンポに対応したケーブルルーティングなどトレンドとされる構造も網羅。 フレーム単体重量は耐久性を備えつつもヒルクライムで