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評論と演出に関するchess-newsのブックマーク (1)

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    昨晩、『ルックバック』を観ました。この作品が読み切り漫画としてインターネットで発表された当時、この作品を読み、どういった感情を抱いたかはもう鮮明に思い出すことは出来ません。その理由はあの漫画を読み生まれた感情のほとんどを、私自身が覚えておくことを放棄したからなのだと思います。ただなんとなく覚えているのは怒りと、悲しみと、憎しみと、感動してしまったという曖昧な記憶だけです。そんな感情たちの枝葉を思い出すことが怖かったからなのかも知れません。この映画化が発表された時には少しばかり"不快さ" を感じたことを今もよく覚えています。 だから、当はこの映画を観に行くか凄く悩みました。それは私にとってとても覚悟のいることで、難しくて、未だ整理出来ているかも分からない出来事や感情に対して土足で踏み入られる気がしてしまって、自分が覚えておくことを放棄したはずの想いを思い出させられてしまうんじゃないかって。

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