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ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (14)

  • 「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記

    「ポスト・インターネット」とは、「インターネットとリアルがもはや区別されない、シームレスとなった環境」*1のことだそうです。6月号の美術手帖の特集が「ポスト・インターネット」だったので、今回はこれの感想を書きます。 美術手帖 2015年 06月号 作者: 美術手帖編集部出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2015/05/19メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 現代アートは今、何を扱っているか 今回の特集では、NYの「ニュー・ミュージアム・トリエンナーレ2015」、東京の「世界制作のプロトタイプ」展などで紹介された作家の作品が誌面に登場していました。私もほとんど知らない人だったのですが、そのなかで面白かったのがアラム・バートールという人の作品です。 こんなふうに、オンライン上にしかないはずのGoogleマップのピンを、リアルな場所に突き刺してしまうんです。これねー、わかると思うん

    「ポスト・インターネット」の時代と情報の濃度 - チェコ好きの日記
  • 本気で好きだと、ちょっと気持ち悪い。 - チェコ好きの日記

    当ブログをある程度継続的に読んでくださっている方は、私が昨年の夏頃から、スコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』の話をしつこく繰り返していることをご存知かと思います。 退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - (チェコ好き)の日記 『グレート・ギャツビー』の内容をあんまりネタバレしない程度にざっくり説明すると、舞台は1920年代のニューヨークです。そこで、ジェイ・ギャツビーという素性の知れない謎の男が、しょっちゅう豪華絢爛なパーティーを、お城のような自分の邸宅で繰り広げています。パーティーは、だれのために、どういった目的で行われているのか、だれも知らない、皆目わからない。しかし主人公のニック・キャラウェイは、その理由を知ってしまいます。パーティーは、ギャツビーが5年前にすれ違いで別れてしまった恋人、デイジーが”ふと”立ち寄ってく

    本気で好きだと、ちょっと気持ち悪い。 - チェコ好きの日記
    chiezo1234
    chiezo1234 2015/03/10
    宝塚歌劇団でも舞台化されてますので是非‼︎。宝塚ナイズされてますが、小池修一郎先生の演出もなかなか素敵です。私はディカプリオが洋服を棚から放り投げてデイジーにこれでもかとあげるシーンにうっとりした。
  • 3月生まれのみんな、お誕生日おめでとう。 - チェコ好きの日記

    突然だけど、私は早生まれ、それも3月生まれである。つまり、今月某日に誕生日がやってくる。 この話を知っている人は多いと思うが、早生まれの子供は幼少時代、4月とか5月生まれの子供に比べ、知能・体力ともに劣っていることが多い。 しかし、幼稚園や小学校に入る際には、他の月に生まれた子供たちと同じ学年で、同じ土俵にのって、勉強や運動をやっていくことになる。そのため、周囲の大人や友人に、早々に「できない子」の烙印を押されてしまうケースがある。それが人の自意識にも影響をあたえ、当に「できない子」になっていってしまうーー1月〜3月生まれは四年制大学に進学している割合が低いとか、中高一貫校に通っている割合が低いとか、私はデータとかを見るのが下手くそなのでどこまで信憑性があるのかわからないけど、そういった報告もあるらしい。 事の真偽はともかくとして、3月生まれの私が幼少時代、ずっとずっと強い劣等感をもっ

    3月生まれのみんな、お誕生日おめでとう。 - チェコ好きの日記
  • アートよ、私を受けいれて 『アート・ヒステリー』その他 - チェコ好きの日記

    「自分を好きになろう」「自分を肯定しよう」という話は、いろいろな界隈で頻繁に見かけます。私自身としてはこのことに特に異論があるわけではなく、「まあ結局そこよね」と納得はするのですが、それにしたってよく見かけるので、「またその話か」と耳タコ状態であったりもします。 しかし、よく見かけるということは、それだけできない人が多いのでしょう。なかなか悩ましい話です。 そんななかで読んだのが大野左紀子氏の『アート・ヒステリー』だったのですが、書では日における「アート」の受容のされ方についての考察がされています。「アート」は「普通でないこと」や、強烈な個性といった特性と、しばしば結びつけられることがあります。 一見まったく関係ないように思える「アート」と「自己受容」ですが、今回はこのテーマで、ちょっと考えてみようかなと思ったのでした。 アート・ヒステリー ---なんでもかんでもアートな国・ニッポン

    アートよ、私を受けいれて 『アート・ヒステリー』その他 - チェコ好きの日記
  • 女性は2人でつるむのが吉 『るきさん』『ハルチン』ほか - チェコ好きの日記

    以前私はこのブログで、「15歳前後の少女は、2人でいると閉鎖的で狂信的な世界を築き上げてしまうことがあるので、要注意」という主旨のエントリを書きました。 ですが今回は、「逆にそれなりの年齢の女性は、2人でつるむのが吉だわよ」、という話をしようかと思います。 『るきさん』『ハルチン』の共通点 なぜそう考えたのかというと、私は普段あまり漫画を読まないほうなので若干サンプルが少ない気がしないでもないんですが、それなりの年齢の女性(20歳以上?)が数人登場する漫画を読んでいると、3〜4人でつるんでいる女性達よりも、2人でつるんでいる女性達のほうが、殺伐としていなくてなんだか幸福そうに見えたからです。代表的なのは、高野文子の『るきさん』ですね。 るきさん (ちくま文庫) 作者: 高野文子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 94回この商品を含

    女性は2人でつるむのが吉 『るきさん』『ハルチン』ほか - チェコ好きの日記
  • (チェコ好き)の日記の人気本ベスト5 2014年下半期 - チェコ好きの日記

    ブログでなどを紹介していると、「インターネット屋さん」気分を味わうことができて、なかなか楽しかったりします。期間ごとにいつもやっているのですが、今回は、2014年下半期に当ブログを経由してAmazonで購入していただいたランキングです。Kindle版の売り上げも考慮に入れています。この作業、私のなかで各エントリについてのあとがき的な意味合いもあったりするんですよね。 ※前回の集計はこっち (チェコ好き)の日記の人気ベスト5 2014年上半期 - (チェコ好き)の日記 では、1位から5冊、いってみましょう。 1 『ここは退屈迎えに来て』山内マリコ ここは退屈迎えに来て 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る このを紹介しているエントリ 『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け

    (チェコ好き)の日記の人気本ベスト5 2014年下半期 - チェコ好きの日記
  • 東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記

    私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とあるを読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。

    東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記
  • 『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - チェコ好きの日記

    「ファスト風土」とよばれるような土地を舞台にした話題の小説があるという話は前々から聞いていたのですが、このたび勇気を振りしぼって、山内マリコ氏の『ここは退屈迎えに来て』を読んでみました。 ここは退屈迎えに来て (幻冬舎文庫) 作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/04/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (15件) を見る 以下はこの小説の感想文です。既読の方、未読だけどネタバレ上等の方以外は、注意してお読み下さい。 ファスト風土はなぜ“退屈”なのか まずこちらの小説に対する私の第一印象なんですが、何かもうタイトルだけで8割くらい持ってってるというか、「勝ち」だな、と思いました。 この小説の舞台は、前述したように「ファスト風土」とよばれるような地方都市です。構成としては全部で8編の小説からなる短編集で、8編それぞれの主人公は別ですが、すべて同じ地方都市を舞台

    『ここは退屈迎えに来て』ーーファスト風土の“退屈”から抜け出すには - チェコ好きの日記
  • 【NYひとり旅/3】タイムズスクエアは渋谷みたいなもん/話題のハイライン - チェコ好きの日記

    旅行記続行中です。 【NYひとり旅/2】メトロポリタン美術館の珍品と、「何でそれ作ろうと思ったんスか?」の問い - チェコ好きの日記 メトロポリタン美術館を出た後は、ニューヨークに来たならやっぱりここは見とかないとダメだろうということで、マンハッタンの中心、タイムズスクエアに行きました。 私の妄想では、もっと「ここが世界の中心だぜウェーイ!!!」っていう血がほとばしるようなイメージだったのですが、実際見てみた感想は「ふーん」でした。「渋谷のスクランブル交差点みたいなもんね」と思いました。 ※参考 でも、確かにここでカウントダウンとかやったら楽しいかもしれません。死ぬまでに一度は、タイムズスクエアでカウントダウンやってみたいです。 ニューヨーカーは傘をささない? ところで観光初日のこの日、残念ながら天気は雨の予報が出ていたんですが、私は傘を持ち歩くのが(重いから)嫌いな人間でして、折りたたみ

    【NYひとり旅/3】タイムズスクエアは渋谷みたいなもん/話題のハイライン - チェコ好きの日記
  • 【NYひとり旅/2】メトロポリタン美術館の珍品と、「何でそれ作ろうと思ったんスか?」の問い - チェコ好きの日記

    前回はAirbnbを使っての宿泊と実現しなかったUberの利用に関して書きましたが、今回以降はもう少し個人的な旅行記です。 【NYひとり旅/1】成功と失敗談 AirbnbとUberの利用所感 - チェコ好きの日記 ところで前回書き忘れたんですけど、Airbnbの唯一の欠点は、何しろ宿泊先がホテルではなく「一般人の家」であるため、その場所を見つけにくい、ということかもしれません。私の場合は結果的に、ニューヨークでの住所の読み方をそれで習得することができたのでやっぱりいい経験になったなという気がするんですが、ニューアーク空港から乗せてくれたタクシーの運転手さんが家を一緒に探してくれなかったら、路頭に迷っていたかもしれません。 タクシーの運転手さんは、ニュージャージー州にあるニューアーク空港からタクシーでハドソン川をわたるとき、「見ろよ、あれがマンハッタンだぜヒュー!」みたいなことをいう陽気なお

    【NYひとり旅/2】メトロポリタン美術館の珍品と、「何でそれ作ろうと思ったんスか?」の問い - チェコ好きの日記
  • 『大卒だって無職になる』を読んで考えた3つのこと - チェコ好きの日記

    「終身雇用制度」は、もう日において、崩壊しつつあります。 というのは、わざわざ私がいうまでもなく、いろいろなところでいわれている、周知の事実。 終身雇用が崩壊したということは、これからはおそらくほとんどの人が、「転職」を経験することになる、ということです。 (「起業」とかの人もいるかもしれないけど) 「職」と「職」との間がほとんど空かずにスムーズにいけばいいけれど、「転職」をする以上、その間に空白の期間、つまり無職の期間が生まれてしまうことは、今後どんどん珍しい現象とはいえなくなっていくでしょう。 むしろ、「職」と「職」の間に有給休暇気分であえて無職期間をつくる……なんてことだって、あってもいいと思うのです。 そんな半ニート気分の私(25歳)にとって、こののタイトルはごく自然に受け入れることができましたが、 もっと上の年代の方にとっては、確かに衝撃的なタイトルなのかもしれません。 大卒

    『大卒だって無職になる』を読んで考えた3つのこと - チェコ好きの日記
    chiezo1234
    chiezo1234 2014/08/13
    カリヨン・ツリー型キャリアという言葉があるのを初めて知った。
  • 「引っ越しが趣味」って人は健全な気がする - チェコ好きの日記

    タイトルのままなんですけど、たまに「引っ越しが好きです」「趣味は引っ越しです」という人が、著名人でもリアルの場でもいるんですよね。著名人だと、たとえば社会学者の上野千鶴子さんが、著書でそういっていた気がします。私自身は引っ越し回数は少なく全然「趣味」ではないんですけど、今回はそんな「趣味は引っ越し」って人は何かいいなぁ、と思った話をします。 「引っ越しが趣味」な人は持ち物が少ない? あくまで憶測なんですけど、「引っ越しが好きです」という人は持ち物が人よりも少ないんじゃないかなー、と思いました。引っ越し作業はただでさえとても骨が折れるものなので、もしモノを大量に所有している人だったら、「引っ越しが好き」なんていえなくなるんじゃないかと思うんですよね。 モノが少ないから引っ越しが好きになるのか、引っ越しが好きでくり返しているうちにモノが減っていったのかは定かではありませんが、モノが少なくて住居

    「引っ越しが趣味」って人は健全な気がする - チェコ好きの日記
    chiezo1234
    chiezo1234 2014/05/15
    「>人間が変わる3つの方法」という有名なやつがありますよね。1・時間配分を変える、2・住む場所を変える、3・付き合う人を変える/どうせ引っ越すしなぁと思うと許せる事もあるので気楽
  • 夢って、意外に簡単に叶います。『ラファエル前派展』面白かった。 - チェコ好きの日記

    中学生のとき、美術の授業中に教科書をボ〜っと眺めていたら、ふと目にとまった絵がジョン・エヴァレット・ミレイの『オフィーリア』でした。 目にとまった瞬間、「あ、これはやばい絵だ」と思った私はその場でシャキーンと凍り付いてしまい、「これは、いつか物を観に行かなくてはならない」と、そのとき誓ったのです。 それからというもの、「ミレイの『オフィーリア』の物を観る」ということは、私の夢というか人生の目標のような存在になり、機会があるごとに「ミレイってイギリス人だったのか」とか「『オフィーリア』ってロンドンの美術館にあるのか」とか、絵に関する様々な情報を脳みそにインプットし続けてきたのです。 そして、一大決心を固めた(単に、旅行に行くことにしたともいう)のが2013年の夏。ミレイの『オフィーリア』が眠るロンドン、テート・ブリテンへ足を運びました。しかし。 私がロンドンに行ってきた理由。 - チェコ

    夢って、意外に簡単に叶います。『ラファエル前派展』面白かった。 - チェコ好きの日記
  • 暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム - チェコ好きの日記

    たとえば、事故で電車が止まってしまって、ちょうどとか持っていなくて携帯の充電も切れかけているとき。 たとえば、早く寝ないといけないのに、なかなか寝付けないとき。 そんなときは、私が開発した(?)「50音タイトルゲーム」をやってみましょう。 50音タイトルゲームとは、「あ」から順番に、その音で始まる映画のタイトルをあげていくという、1人でできる極めて単純なゲームです。もちろん映画のタイトルじゃなく、マンガや小説のタイトルでも作家でもべ物でも何でもOKです。ただ、私は映画のタイトルでやるのがいちばん面白かったです。 私はある寝付きの悪い夜に布団にもぐって、ふと思いついたこれをやってみたんですが、映画のタイトルを考えながらナ行〜ハ行あたりで眠りに落ちることができました。眠れない夜に試す場合は、あまり気でやりすぎると頭が起きてしまうので、「羊が1匹、羊が2匹……」の要領でふんわりぼんやりやっ

    暇な時や眠れない夜におすすめ 50音タイトルゲーム - チェコ好きの日記
    chiezo1234
    chiezo1234 2014/01/22
    >「眠かった」という情報だけでも、10年後の私からしたらとても貴重な記録です。/寝た映画の事って意外と忘れてない。どこで起きたかまで覚えてたり、なんで眠くなっかまで覚えてる。不思議だ。
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