カメキチの目 『ゆるく考える』 東 浩紀 という本を、題名に惹かれて読んだ 著者は文芸雑誌に批評を頼まれて書いたり、好きで小説を書いたり、ご自分で (たぶん、「言論」をだいじにしようという思いで)「ゲンロン」という会社を つくってさまざまなおもしろそうな企画をし、大学で哲学の教師もやるなど多彩な 活動をされている。 本には、私はこれまで考えたことのなかったようなことが述べられており、 とても新鮮に感じた。 自分の「石頭」がいかに硬い、固まっているか。そのコチコチ度を痛感させられた (きょうは関連した二つのことを紹介します) ーーーーーーーーーー ① 「考えてもしかたがないこと」と そうではないことの区別くらいは 自分で考える 東日本大震災のときの原発事故の処理をめぐっての話である。 【引用】 (「ウンまかせ」は)おそらく災害に溢れるこの列島の長い歴史で培われた、 一種の生活の知恵であり文化