九州にあるサッカーJ2の3クラブが中心になって、九州独自の育成リーグを新設することになった。Jリーグなどが主催するサテライトリーグから離脱。3月上旬の開幕を目指して準備を進めていることを、16日までに日本サッカー協会へ報告した。若手選手のチャンス拡大と遠征費削減を期待している。 参加するのはJ2の福岡、鳥栖、熊本と、日本フットボールリーグ(JFL)の北九州、長崎の5クラブ。ホーム・アンド・アウェーの2回戦総当たり方式で、各チームとも年間8試合を予定している。JリーグやJFLの公式戦の翌日に開催する。 従来のサテライトリーグは、選手の出場資格などに制限がある。また、九州以外への遠征がなくなれば、年間で数百万円の費用削減も見込めるという。鳥栖の永井隆幸強化部長は「九州内なら、バスですべて移動できる。若手育成、試合勘をつかむなどの目的は十分に達成できる」と見ている。