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ブックマーク / number.bunshun.jp (53)

  • Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)

    広島の2連覇をさらに劇的なものにした1つの要因に、最終節が上位6チーム同士の対戦となった日程にあったことは間違いない。 サンフレッチェ広島の逆転優勝で幕を閉じた2013年のJ1リーグ。このドラマチックなエンディングにひと役買ったのが、絶妙な試合日程だった。 最終節の対戦カードは、横浜F・マリノス(首位)vs.川崎フロンターレ(5位)、広島(2位)vs.鹿島アントラーズ(3位)、浦和レッズ(4位)vs.セレッソ大阪(6位)。優勝とアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を争う上位6チームの直接対決となっていた。 カシマスタジアムで広島の選手たちが歓喜に沸いている頃、等々力陸上競技場では横浜FMの優勝を阻んだ川崎が3位に浮上。これまた逆転でACL出場権を獲得し、喜びを爆発させていた。 この神がかり的なマッチスケジュールを組んだのは、「Jリーグマッチスケジューラー」、通称「日程くん」と呼ばれる

    Jの劇的な試合日程は、こう作られる。ドラマを生む「新・日程くん」に迫る!(飯尾篤史)
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    chiko 2014/02/06
  • 中西理事が語るJリーグの“懐事情”。世界とアジアの市場に宣戦布告!(並木裕太)

    Jリーグの記念すべき20年目のシーズンも、J1最終節を残すのみとなりました。スポーツをお金で読み解く連載の第2回は、ずばりJリーグの「懐」を探ってみたいと思います。 20年前、華々しくスタートしたJリーグは今、ビジネスという側面から見た時、どんなステージに立っているのでしょうか。果たしてその未来は明るいのか? Jリーグ理事で競技・事業統括部長を務める中西大介氏に話を聞きました。 Jリーグが誕生した頃より、今の方が大きい。 並木   中西さんとは、もう10年来のお付き合いになりますね。今日はよろしくお願いします。 中西   よろしくお願いします。お手柔らかに(笑)。 並木   今年は2ステージ制導入を巡って、いろいろと大変なお立場だったかと思います。その2ステージ制については後でお聞きするとして、まずはJリーグの財政規模、サイズ感について簡単に教えていただけますか? 中西   Jリーグが

    中西理事が語るJリーグの“懐事情”。世界とアジアの市場に宣戦布告!(並木裕太)
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    chiko 2013/12/06
  • 「シンジ、マドリーに来ないか?」モウリーニョが香川を誘った日。(豊福晋)

    インタビューをしていると、時として思いがけない発言に出くわすことがある。 こちらがまったく予期していなかったことを話し始めたり、想定外の意見がでてきたり……。インタビューというものは話の流れをある程度計算して進めるものだけれど、そういった部分に関しては計算ができない。そして当に面白い話というものは、大体がそんな予期できないところから生まれるものだ。 今回、10月下旬にロンドンでセッティングしたジョゼ・モウリーニョとのインタビューでもそんなことが起きた。 取材も終盤に差し掛かった頃のことだ。モウリーニョはふとある話を始めた。 それは香川真司についてだった。 「実はまだレアル・マドリーの監督だった頃、私はカガワの獲得に動いていた。実際に我々は彼と話をした。ぜひレアル・マドリーに来てほしい。このチームで一緒にプレーしないかと」 モウリーニョが実際に香川と接触していた――。 香川のドルトムントで

    「シンジ、マドリーに来ないか?」モウリーニョが香川を誘った日。(豊福晋)
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    chiko 2013/11/14
  • なぜコンフェデ杯で全敗したのか!?データが示す日本代表の意外な弱点。(木崎伸也)

    イタリアには善戦したものの、終わってみれば3戦全敗と惨敗した日本代表。ザッケローニ監督は「どこを強化するかというところがはっきり見えてきた」と語ったが、W杯まで残り1年で巻き返せるか。 「私たちの分析システムでは、ゴール前でタックルが成功すれば、 サイドのライン際で成功するよりも高いポイントを得る」 (FIFAに分析データを提供しているカストロール社) はたして日は強いのか、弱いのか――。 コンフェデレーションズカップで3連敗したことで、ザッケローニ監督および選手への評価が揺れている。一部のメディアでは監督を替えるべきではないかという声が出ているほどだ。 ただ、ザックが練習を非公開にして戦術の細部と全貌を明かしていないため、批判も抽象的なものが多く、具体的に何が良くて、何が悪いか、はっきりさせられていない印象がある。 こういうときは主観を排除し、データをヒントにすると見えて来るものがある

    なぜコンフェデ杯で全敗したのか!?データが示す日本代表の意外な弱点。(木崎伸也)
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    chiko 2013/06/28
  • ファーガソン引退は、なぜ今なのか?錯綜する報道と後任をめぐる思惑。(山中忍)

    クラブからファーガソン監督引退が発表された5月8日に、オールド・トラッフォードのスタジアム外壁に張り出されたポスター。 ただただ、「ショック」の一言。 現地時間の5月8日午前、マンチェスター・ユナイテッドが発表した、アレックス・ファーガソン監督の引退にイングランドは揺れた。 何事にも永遠はなく、71歳の大ベテラン監督が、就任27年目で身を引いても不思議はないはずだが、ファーガソンに限っては現役続行しかあり得ないと思われた。引退の可能性が指摘された昨季、地元の宿敵、マンチェスター・シティに逆転優勝を許したことで、生来の負けん気に火がついて翻意を決めた後は、2015年までの続投が定説となっていたのだ。 他ならぬファーガソン自身が、「早々に身を引くつもりはない」とコメントしたのは、引退発表の僅か3日前のこと。突如として「勇退検討中」の噂が流れた発表前夜でさえ、報道は「週末前に何らかの発表がある見

    ファーガソン引退は、なぜ今なのか?錯綜する報道と後任をめぐる思惑。(山中忍)
  • 未勝利でも、進退問題が出ても……。風間八宏監督が断固理想を追う理由。(木崎伸也)

    4月13日、横浜F・マリノス戦の記者会見で出た「進退問題も出てくるのではないか?」という問いに対して、「僕の仕事は選手とともに前を向いてやっていくこと。進退は僕が決めることではない」と淡々と答えた川崎フロンターレの風間八宏監督。 またしても川崎フロンターレの風間八宏監督が物議をかもしている。今季のJリーグにおいて、開幕から6試合で3分3敗とまだ勝利がないのだ。 1対2で敗れた第6節の横浜F・マリノス戦後には、ついに記者会見で「進退問題も出てくるのではないか?」という批判的な質問が出た。当然だろう。プロである以上、結果が出なければ、指揮官の責任だ。最も手っ取り早いチーム改革は、監督を替えることである。 常識的に今季を見通せば、現在15位の川崎は、18位の大分トリニータ(2分4敗)、17位のジュビロ磐田(2分4敗)、16位の湘南ベルマーレ(3分3敗)とともに、残留争いのうねりに巻き込まれていく

    未勝利でも、進退問題が出ても……。風間八宏監督が断固理想を追う理由。(木崎伸也)
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    chiko 2013/04/19
  • 広島、浦和でオシムの愛弟子が躍動!「日本らしいサッカー」'12年の現在地。(茂野聡士)

    クラブW杯5位決定戦、2得点を挙げチームを勝利に導いた佐藤寿人。現在、ザックジャパンに呼ばれることは少ないが、オシム監督時代には定期的に出場機会を得ていた。 コリンチャンスの優勝で幕を閉じたクラブW杯。 Jリーグ王者のサンフレッチェ広島は5位決定戦で韓国の蔚山現代を3-2で下し、今シーズンの最終戦を勝利で締めくくった。今季のJリーグ得点王でこの日も2ゴールを挙げた佐藤寿人、そして“相撲取りパフォーマンス”に脚光が当たったが、何より興味深かったのは、広島がこの数シーズンにわたって構築した独特の「可変システム」で、アジア王者を破った点である。 テレビ中継や雑誌のフォーメーション図では「3-4-2-1」と表現される広島のシステムだが、実際にスタジアムでピッチを俯瞰して見ると、この配置はほぼ“フェイク”と言うべきで、違うフォーメーションが浮き上がってくる。 キックオフ時の「3-4-2-1」から「4

    広島、浦和でオシムの愛弟子が躍動!「日本らしいサッカー」'12年の現在地。(茂野聡士)
  • なぜ、ザックはメンバーを固定する?2013年も「耐える力」が鍵になる!(二宮寿朗)

    2012年のザックジャパンの戦績は8勝2敗2引き分け。2月のW杯3次予選ウズベキスタン戦は、ホームでの唯一の敗戦となった。 2012年のザックジャパンを振り返ってみると、順調な1年だったと言えるだろう。 最重要項目であるブラジルW杯最終予選ではスタートダッシュに成功してここまで4勝1分けの勝ち点13。ライバルのオーストラリアが1試合少ないとはいえ、2位以下に勝ち点8差以上をつけているわけだから上出来だ。アジアとの戦いの一方で10月には欧州遠征に出向き、真っ向勝負を挑むことによって世界との距離もある程度測ることができた。チームにとって実のある一年だったように思う。 続いて選手個々にフォーカスしてみると、ある一字がキーワードとしてパッと頭に浮かんでくる。 それは「耐」――。辞書を引いてみれば「もちこたえる。たえる」とある。 離脱期間をあくまで進化を遂げるための時間と捉えた田圭佑。 例をあげれ

    なぜ、ザックはメンバーを固定する?2013年も「耐える力」が鍵になる!(二宮寿朗)
  • 川崎フロンターレの名物部長、再び。今度はNHKのキャラとコラボだ!(木崎伸也)

    子供たちに絶大な人気を誇る家オフロスキー(右)と「オフロンスキー」こと中村憲剛(左)。オフロスキーの小林顕作は脚家・演出家としても有名で、ダンス・カンパニー・コンドルズの旗揚げからのメンバーであり、阿佐ヶ谷スパイダースなどの客演もこなしている。 「Jリーグのチーム数の多さとか、不景気を言い訳にしたら何も 進まない。小石を1個ずつ投げ込み続ければ、いつか川の流れを せき止められるんです」 天野春果(川崎フロンターレ・プロモーション部部長) 映画でも、小説でも、第一弾、第二弾とシリーズ化され、第三弾ともなれば、少しずつスケールダウンしていくのが世の常だろう。 だが、川崎フロンターレの“銭湯企画”は違った。 第三弾を迎える今回、天野春果プロモーション部部長の奇想天外な発想により、NHK Eテレ(NHK教育テレビ)とのコラボレーションという全国区のキャンペーンが実現した。 その名は『イクフロ』

    川崎フロンターレの名物部長、再び。今度はNHKのキャラとコラボだ!(木崎伸也)
  • <特別インタビュー>オマーン戦直前に中村憲剛が明かす、欧州遠征の“手ごたえ”と“課題”。(二宮寿朗)

    欧州遠征のフランス、ブラジル2連戦にトップ下で先発出場。オマーン戦を約1週間後に控え、強豪との試合の感触を語った。 ブラジルに叩きのめされたあの日のヴロツワフ。 試合後のピッチ上、ザックジャパンの面々はそれぞれ世界トップクラスとの差を感じ取るように硬い表情を崩さなかった。しかしそれ以上に印象的だったのはスタジアムのミックスゾーン(取材エリア)で多くの選手たちが、課題を挙げる一方ではっきりとした手ごたえを口にしていたことだった。差を感じながらも、その差を少しでも縮められる確信を得たかのように視線を前に向けていた。 意義深い大敗、そしてフランスを打ち破った意義深い勝利――。 時間が経過した今、ピッチで戦った選手たちは実際、今回の欧州遠征をどのように受け止めているのか。そしてその経験を踏まえたうえで11月14日にアウェーで戦うブラジルW杯アジア地区最終予選、オマーン戦をどのように捉えているのか。

    <特別インタビュー>オマーン戦直前に中村憲剛が明かす、欧州遠征の“手ごたえ”と“課題”。(二宮寿朗)
  • フットサル界に飛び込んだカズが、限られた時間の中で成し遂げたこと。(戸塚啓)

    カズのW杯での全プレー時間は約29分間。大会終了後には、「右ストレートの打ち方やパンチのよけ方を教わっているうちに、いきなり世界戦のリングに立ったようなもの」と自らのW杯挑戦を説明した。 カズにはすべてが分かっていた、と思う。与えられた時間のなかで、自分に何ができるのか、が。 突然のフットサル日本代表入りが報じられてから、三浦知良は好奇の視線にさらされてきた。 たった1カ月で、フットサルの選手になれるのか? 複雑なセットプレーやフォーメーションを把握できるのか? 戦力として計算できるレベルに到達するのか? いくつもの疑問が、カズの前に行列を作っていた。 「いろんなシステムがあるらしいし、コーナーキックのサインプレーも10個以上あるらしいので、大変ですよね。昨日もミーティングのあとに残って、ディフェンスのやり方のパターン映像を20個以上は見たんじゃないかな。もう、ほとんど忘れてますけど(笑)

    フットサル界に飛び込んだカズが、限られた時間の中で成し遂げたこと。(戸塚啓)
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    chiko 2012/11/13
  • CSを制した日本ハムの真の強さとは?セ覇者を脅かす「常勝軍団」の秘密。(田口元義)

    クライマックスシリーズ第2戦、ソフトバンク・内川の打球をバックホームしてピンチを救った陽岱鋼。走攻守三拍子そろった活躍で日ハムの快進撃を支えている。 終ってみれば3連勝。 1位通過に与えられるアドバンテージを含めて4勝0敗と、3位からの下剋上に燃えるソフトバンクを全く寄せ付けず、日ハムが日シリーズ進出を決めた。 クライマックスシリーズ(以下CS)ファイナルステージでの日ハムの戦いぶりは、まさに理想的だった。 投手陣は、第1戦から吉川光夫、武田勝、ウルフが先発の役割をしっかりと果たし、石井裕也、増井浩俊、武田久のリリーフ陣もシーズン同様の働きを見せた。 攻撃陣も、初戦から2試合連続で値千金の塁打を放った3番・糸井嘉男に、3試合で9打数4安打の4番・中田翔など、切れ目のない打線はCSでも健在だった。 「選手たちががむしゃらに頑張ってくれたおかげです」 3連勝の要因を報道陣から聞かれた

    CSを制した日本ハムの真の強さとは?セ覇者を脅かす「常勝軍団」の秘密。(田口元義)
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    chiko 2012/10/22
  • クラブは赤字、選手はフェラーリ……。「余命5年」のリーガに未来はあるか?(工藤拓)

    「このままの状態が続けばスペインフットボールは死に絶える。私は1年前、リーガ・エスパニョーラはあと10年の寿命だと予想したが、今は長くて5年と見ている」 先日、フットボールと経済の関係に詳しいバルセロナ大学経済経営学部ホセ・マリア・ガイ教授の発言が話題になった。 元エスパニョールの役員でもある教授は、ヨーロッパフットボールにおける5大リーグ(イングランド、ドイツスペイン、イタリア、フランス)の経済状況を多角的に分析した「スペインとヨーロッパフットボールの経済状況報告」を毎年発表している。この発言は、5回目を迎えた今回の発表の中で飛び出したものだ。 収益を伸ばしているのはバルサとレアルの2強だけ。 教授の発表によれば、ヨーロッパ全体が経済危機に苦しむ中、フットボールがもたらす収益は毎年4%の率で増え続けている。それ自体は良いことなのだが、問題はそれを上回るスピードで支出額が増え続けているこ

    クラブは赤字、選手はフェラーリ……。「余命5年」のリーガに未来はあるか?(工藤拓)
  • ロシアでJリーグの人気が上昇中!?記者が語る“エキゾチック”な魅力。(木崎伸也)

    諦めずに走るサッカーで、今季一時首位にも躍り出たベガルタ仙台。ボールを奪ってからの素早いカウンターで、得点を重ねた。 外国に足を運ぶと、ときに自分がまったく持っていなかった視点に出会うことがある。 今回、田圭佑の取材のために、モスクワを訪れたときのことだ。ロシアで新たに立ち上げられたインターネットラジオ、『スタジオ・スポーツ』のアントン・チギョリョフ記者と話していると、驚くべきことを聞かされた。 ロシア版フェイスブック『Vkontakte』に、Jリーグのファングループがある、と。 アントン記者は言う。 「『Vkontakte』はロシア語圏の人が使うソーシャルサイトなんですが、その中にJリーグのニュースをフォローするグループがあって、257人が登録しています。すべて調べたわけではないですが、言語はロシア語なので日人はいないと思います。僕がよくやり取りしているのは、ノボチェルカッスク在住の

    ロシアでJリーグの人気が上昇中!?記者が語る“エキゾチック”な魅力。(木崎伸也)
  • <イラク代表監督として> ジーコ独占告白 「90分間、私は日本の敵になる」(竹澤哲)

    Number806号で独占取材に応じてくれた、イラク代表・ジーコ監督。 日本代表が11日に臨むブラジルW杯アジア最終予選・イラク戦を前に、 インタビューを特別に全文公開します! 日を離れて早6年。その胸の内には今どのような思いが去来しているのか。 イラク代表の監督として母国ブラジルで開催されるW杯出場を目指すジーコ。 かつて率いた日本代表との試合を控え、闘将の言葉は熱を帯びていました。 ジーコが日を離れてから6年が経つ。 日本代表監督としてW杯ドイツ大会に臨み、1分2敗でグループリーグ敗退。その直後にトルコのフェネルバフチェの監督に就任が決まったため、消えるように日を後にした。15年間にわたり日サッカーに貢献した人物にしては、少し寂しい別れだった。 ジーコは昨夏、W杯アジア3次予選直前にイラク代表監督に就任。見事勝ち抜いたイラクは、抽選の結果、奇遇にも日と同じ最終予選B組に入った

    <イラク代表監督として> ジーコ独占告白 「90分間、私は日本の敵になる」(竹澤哲)
  • 「まだ大丈夫」か「もうダメ」か?今季わずか3勝、ガンバの絶体絶命。(佐藤俊)

    7月7日(土)のFC東京戦前には、松波監督体制になって初めて選手だけのミーティングを行ったというガンバ大阪。遠藤は「選手同士がコミュニケーションをしっかりとり、ピッチ上で改善できれば」と前向きな発言をしていたが……。 Jリーグが前半戦を終了したが、最大のサプライズは、ガンバ大阪の低迷だろう。 「まさか、この時期、こんな順位にいるとは想像できなかった……」 遠藤保仁がそう語るように、17節終了時点で3勝10敗4分け、17位とJ2降格圏内に落ち込んでいる。 ガンバは2005年リーグ初制覇以降、常にタイトル争いに絡む強豪チームに成長した。だが、昨年、10年続いた西野朗監督を解任し、新たにセホーン&呂比須体制が敷かれたが、それが躓きの始まりだった。開幕から公式戦5連敗を喫すると、2人の指揮官は解任され、コーチだった松波正信が監督に昇格した。ところが、生え抜きで信頼の厚い松波を以てしてもチームを好転

    「まだ大丈夫」か「もうダメ」か?今季わずか3勝、ガンバの絶体絶命。(佐藤俊)
  • <Jリーガーが見たEURO> 佐藤寿人のストライカー論 「ディナターレに自分を投影した」(飯尾篤史)

    Jリーグを代表するゴールハンター・佐藤寿人。 彼の目には、欧州のストライカーたちはどう写ったのだろう。 好きな得点パターン、点取り屋たちへの共感、 さらに0トップまで“ゴール前”の争点を深掘りする。 EUROを満喫したのは、なにもサッカーファンばかりではない。 Jリーガーもウクライナとポーランドで繰り広げられた欧州ナンバーワン決定戦に熱い視線を送っていた。練習に差し障るため、眠い目をこすりながら深夜に観戦するようなことはしないが、録画して、翌日に見ることを楽しみにしていた選手は少なくない。 サンフレッチェ広島の佐藤寿人もEUROに一喜一憂したJリーガーのひとりである。ベスト4が出揃ったその日、日を代表する、このストライカーのもとを訪ねた。 今季、Jリーグ史上初めて9年連続2桁得点を記録した佐藤は、かねてから元イタリア代表のフィリッポ・インザーギのファンであることを公言している。DFと駆け

    <Jリーガーが見たEURO> 佐藤寿人のストライカー論 「ディナターレに自分を投影した」(飯尾篤史)
  • オマーンを終始圧倒した日本代表。快勝劇の裏にあった“3つの意識”。(二宮寿朗)

    「(W杯最終予選の)初戦の硬さはわりとありました」と語った田圭佑。だが、先制点だけでなく、攻守にわたって起点となるプレーを見せ、勝利に貢献した。 月の明かりがまばゆく照らす埼玉スタジアムのスタンドはお祭り騒ぎが続いた。サポーターもこれほど安心して見ていられるとは思わなかったのではあるまいか。緊張からかスタートこそ硬さが目立ったものの、終わってみれば3-0という快勝劇。オマーンに対してはわずか1のシュートしか許さなかった。 過去、アジア最終予選の初戦には苦しんできた。 ドイツW杯のときも南アフリカW杯のときも相手にゴールを与えて1点差勝利。そのことを考えれば相手のレベルうんぬんではなく、“簡単に勝ちきること”がいかに難しいかが分かる。しかしザックジャパンはオマーンのレベルがどうあれ、難しい試合を簡単に勝ち切ってみせたわけである。 「初戦を取ることの大切さを心に強く持ちながら選手たちは戦っ

    オマーンを終始圧倒した日本代表。快勝劇の裏にあった“3つの意識”。(二宮寿朗)
  • <五輪代表連続インタビュー#5> DF・鈴木大輔 「チームで絶対的な存在になる」(佐藤俊)

    「(ホームで1失点していて)シリアにはやられているので、そこはしっかり抑えたい。残り3試合は全勝のつもり」と、2月5日のアウェーでのシリア戦を最重要視し、なおかつ残り全試合で勝利宣言をしている鈴木大輔 鈴木大輔にとっての2011年は、アルビレックス新潟でのレギュラー定着、ロンドン五輪の出場権獲得を目指すU-22日本代表のセンターバックとして最終予選を戦うなど、選手として頭角を現したシーズンだった。そこまで彼を押し上げたものは何だったのか。2012年を「勝負の年」と位置づける鈴木が見つめる先とは……。 ――昨年はチームで24試合に出場し、手応えを感じたシーズンだったのでは? 「結果だけ見るとそうかもしれないですけど、課題ばっかりですね。内容を見るとまだまだ絶対的なレベルではないですし、DFをやっていると何かしら失点にからんでしまうことが多いので、なかなか100%満足することはないです」 ――

    <五輪代表連続インタビュー#5> DF・鈴木大輔 「チームで絶対的な存在になる」(佐藤俊)
  • <私とカラダづくり> 遠藤保仁 「30代で伸びるヤット式“ゆるトレ”」(近藤篤)

    理想のカラダは人それぞれ。みんな何かを変えたいと思ってる。 そこで雑誌Number Do「理想のカラダのつくりかた。」では、 100人のトレーニングを大公開。ウェブではサッカー日本代表・ 遠藤保仁選手のカラダづくりを特別公開します。 遠藤保仁、日本代表における不動のボランチ。所属するガンバ大阪においても日本代表においても、最も重要な選手であり、彼の代わりになる選手はいない。愛称はヤット。 サッカー選手といえば、有名ブランドの下着の広告に登場するような美しい肉体と厳しいトレーニングをイメージするが、ヤットはちょっと異なる。というか、かなり特殊だ。 ――ゆるいカラダは健在ですか? 「ゆるいですよ。ゆるいけど、代表の中盤の中で上半身の筋力は平均値よりぜんぜん上です、最近もらったデータによると」 ――カラダを鍛えることについて真剣に意識するようになったのはいつ? 「24歳くらいからですかね。レベル