同級生から受けたいじめについて学校が指導を怠り、その後にSNSで悪口を書き込まれ、被害が拡大したとして、津市の県立高校3年の女子生徒が三重県を相手取り、慰謝料など約170万円の支払いを求める訴訟を津地裁に起こしたことがわかった。第1回口頭弁論は9月11日に開かれる。 訴えによると、女子生徒は1年生だった2015年10月ごろから部活動の複数の同級生に集団で無視されたり、悪口を言われたりするなどのいじめを受け、不登校になった。父親が翌月、学年主任の教員らにいじめ被害を申し出たが、学校は「仲間外れであり、いじめではない」と判断。調査や指導を怠ったという。 生徒が2年生に進級し、登校を再開すると、複数の同級生からツイッターなどのSNSで「学校に来ていないのにどうして進級できたんですか」などと書き込まれた。生徒は再度、不登校になったという。生徒側は、学校が無視などの行為をいじめとして対応しなかったた