この世に生まれ落ちるとき ひとはみな輝きを手にしている 風が飛ばしてしまわぬよう 波がさらっていかぬよう 小さな手をぎゅっと握りしめ その手は なんて力強く 決意に満ちているのだろう 季節はまた いつのまにか変わっている 「ちゃんと並んで歩きなさい」 それができる大人になり 「もっと個性を出しなさい」 それができない社会人になった あの日 輝きは この手にあっただろうか 道の先は虹の向こうにあるらしい 夢の夢ならせめて 雲をつかんでみせようか 記憶の森で少女がくれた 輝き 握った手が紅く光る わたしの命が透けている 「もう離さない」と誓うと 少女が微笑んだような気がした ※写真は素材サイトからです。 あなたにとっての「輝き」は何ですか? 最後までお読みいただきまして ありがとうございます。 記憶の中の少女は、この子です↓ choco-box11.hatenablog.com 今、取り組ん