東京オリンピックを2020年に控え、日本各地で国内外の観光客を誘致しようとする動きが高まっています。観光地域づくりは“地方創生“につながる一大テーマとして、政府も大きな政策資源を投入しようとしています。 これからの観光地域づくりに強く求められているのが、客観的なデータに基づいたマーケティングPDCAです。DMO(注)では「データの継続的な収集・分析」は団体登録要件とされているほか、自治体や民間旅行会社など観光地域づくりに関わる多くのプレーヤーが、多様化する旅行者ニーズに応じるため、旅行者をより深く・正しく知ることの必要性を認識し始めています。 この記事では、観光マーケティングの観点で必要とされるデータ分析の視点と分析例を、国内旅行・観光市場の実態を「行動」と「意識」の両面から精緻に捉えるデータサービス「うご-kit」を用いて、ご紹介します。 (注)Destination Managemen