イスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けて、アメリカ政府の高官は、「イスラム国」が完全に支配するイラク第2の都市モスルの奪還作戦などの大規模な地上作戦に、近い将来イラク軍が乗り出すとの見通しを示しました。 「イスラム国」に対し、アメリカ軍主導の有志連合がシリアとイラクで空爆を続けるなか、有志連合の参加国との調整役を担うアメリカのアレン大統領特使が、パイロット殺害への報復として「イスラム国」への大規模な空爆に乗り出したヨルダンを訪問しました。 アレン特使はアブドラ国王との会談に先立って、8日、ヨルダン国営通信のインタビューで、混乱が深まる中東地域でのヨルダンの役割を高く評価しました。 そのうえでアレン特使は「『イスラム国』に対する反撃が近く始まる。有志連合の支援を受けたイラク軍が大規模な地上作戦を行う」と述べて、アメリカ軍などによる空爆の支援を受け、イラク軍が、「イスラム国」に完全に支配